２０１１年５月に初の８０台でありベストスコアである「８９」を出して以来、しばらく１００前後をウロウロしてるという情けない状況が続いていたが、 この度、２０２４年８月２２日、遂に２回目の８０台を叩き出した！
１３年振りの快挙である。
奇しくも場所は前回と同じグレンオークスCCであり、スコアはベストタイの「８９」である。OUT ４６、IN ４３であった。
グレンオークスCC #9 ロングよりクラブハウスを臨む（2024年8月撮影）
実は今年に入りジムに通って筋トレに励んでおり、また、長年続けていた左手打ちをやめ、体への負担が少なく思い切り叩ける両手打ちに変えていた。そのためか、飛距離が伸びてスコア的には今年の春以降は１００を叩くことが減り、９０台半ばで安定しつつあった矢先の快挙である。
※参考記事：「夢の８０台達成！」
※参考記事：「手の使い方」
今年は毎日が非常に暑い猛暑の日が続いていたが、この日は曇りで午後にはかすかな霧雨が少し降るような天候で、尚且つ風も適度に吹いてくれたのであまり暑くなかったのが幸いした。加えて、本日はカートでフェアウエイに乗り入れ可能とのことだったため、とても楽にプレー出来たのも良かった。
両手打ちをしてからドライバーの飛距離は伸びてはいたが、最近はテンプラ気味の高い球が出て飛距離が稼げない問題があり、本日もそれほどひどくはなかったがテンプラ気味でややスライスの玉が多く出たので、飛距離はあまり稼げなかった。
そうした中、前半OUTでは#4ロングでティーショットをチョロして８を叩いたりしたが、パーも３つ取ることが出来、「４６」で上がることが出来た。自分としてはとても良いスコアであったが、この時はまさか８０台が出るとは思わず、後半も同じくらいで回れ９０台前半で回れればいいな、と思いながらランチを取ったのである。
さて、問題の後半INコースに出る。
スタートの#10ミドルでは昼のビールがきいたせいか、ミスを連発しトリブルボギーの７を叩いていた。その時点で今日は１００を切れるかな、などと心配していたが、それは杞憂に終わった。
何とその後の#11～#17ではパーを５つ、ボギー２つで回ることが出来たのである。
ドライバーは相変わらず若干フケ玉気味であったが一応フェアウエイ真ん中に落ちてくれたので、2ndショット以降が楽になり、グリーンオンまたはグリーンエッジまで運ぶことが出来たのである。
気持ちよく回ったINコース
こうなるとゴルフは実に楽しいものである。
ドライバーの調子が今一なのだけが残念だが、スコアが良いとラウンドしていて実に気分がいいのである。
ここで改めて気づいたのだが、最終ロング#18をダボの７以内で回れば後半スコアは４３となり、８０台で回れることが分かった。
そう思った瞬間、初めて緊張してきた！
通常ならばロングでダボはさほど難しくないのであるが、ここの#18はグリーン前に池が２つもある難しいホールなのである。
とにかく池ポチャしないように慎重に回ろうと思いながら、ティーショットを打っていったのである。
まず正面の池までは３００ヤード近くあるので気にせずドライバーをぶん回し、フェアウエイ真ん中に置くことが出来た。
次の2ndショットは悩ましく、正面の池を超えるには２００ヤード以上打たなければならない。
私の場合、ドライバーの次に長い５Wの飛距離は２１０ヤードであるので、少しでもミスすると池ポチャの憂き目にあってしまう。そのため安全策として６Iで池の右に打ち、フェアウエイに置くことが出来た。
問題は次の3rdショットである。
出来ればグリーンオンまたは近くまで持っていきたいのであるが、距離は１７０ヤード、少しだけ打ち上げでアゲインストの風も吹いているので、１８０ヤードを打つ必要があった。
飛距離的には、４UTで１９０ヤード、５Iで１７０ヤードなので、安全に５Iで打ってグリーン前の花道に落とそうかと思ったが、ここで欲を出して、４UTを短く持って打てばグリーンに乗るかもしれないと考え、４UTを持ったのである。
それが後から考えると失敗であった！
人間の心理とは面白いもので、短く持つと届かないと本能的に感じたせいか、思い切り力んでしまい、何とヒールチョロを打ってしまい、左に飛んで池ポチャしてしまったのである！
アイアンならミスしても池までは届かなかっただろうが、なまじウッドを持ったためボールは勢いよくはねて転がって行き、池ポチャしてしまったのである。
次は５打目。ショックでワナワナしながら池の脇にドロップして打つ。
この時点で残り１００ヤード強であるが、ダボで上がり８０台を出すことについては半分諦めの境地に立って打ってしまったせいか、薄い当たりとなってしまい、グリーン手前のバンカーにつかまり、ここでほぼ８０台は諦める羽目になってしまった。
ところが神はまだ私を見放していなかった。
バンカーより打った６打目の玉はグリーンにトンと落ちたあと傾斜に沿ってピン方向にコロコロと転がって行き、見事にベタピンに寄ったのである！
「ナイス！それOK！」と同行者が言ってくれた瞬間、ダボが確定し後半スコアは「４３」となったため、トータルスコアは「８９」と、人生２回目の８０台を叩き出したのであった！
いやいや、ここまでは長い道のりであった。初めて８０台を出したのが２０１１年であるので、実に１３年振りの８０台である。
今回もバンカーより一発でピンそばの寄せられたので８０台を達成したのであるが、思えば、これまでスコア更新の節目では、いつもドラマがあった。
◆まず最初の１００切りをシンガポールで達成した時は、超難しいグリーンのロングパットが残り半分あきらめかけたが、それを一発で叩き込み「９８」で上がった。
※参考記事：「ついに１００を切った！！」（どたばたゴルフ シンガポール編）
◆また、初めての８０台を達成した時も最終ホールのバンカーで１度で出すことが出来ず天を仰いでしまった。
祈る思いで２打目を打ったらグリーンの傾斜の上の方に飛び、そこから２パットで入れなければならない状況に陥ったが、次のパットでカップ横１０ｃｍに付け「８９」で上がれた。
※参考記事：「夢の８０台達成！」
やはり日頃の練習の成果と運がうまく組み合わさった時に、良い結果が出ていると思う。
これからも精進して、ベスト更新を目指してゆく所存である。
（２０２４年８月２８日）