◆家族でのゴルフの開始◆
「どたばたゴルフ体験記」にも記載してありますように、私はこちらに来てからゴルフを始め、すっかりハマっています。その後、長男(2004年6月現在、小学5年生、10才)も1年半ほど前から練習だけを始めています。奥さんにもゴルフを始めるようにずっとすすめていたのですが「日焼けするからイヤ」と言って長い間、関心を示していませんでした。しかし突然の心境の変化で3ヶ月ほど前より練習を始めるようになりました。
それからは、いつも奥さんと長男を連れて3人でゴルフの練習場に通うようになってきましたが、今度は各々自分のゴルフクラブが欲しくなってきて、奥さんと長男にそれぞれ専用のゴルフクラブを買ってあげました。いずれもレディース用の軽いクラブです。
タナメラCCでの練習風景(メンバーなので芝生の上で打てます)
そうなると今度は実際にラウンドしたくなるもの。そこで最初のラウンドは先月(2004年5月30日)、マレーシアの日本人が多く集まる「スターヒル」という所に3人で行ってきました。シンガポールでは奥さんのようなビギナーや長男みたいなジュニアは簡単にはラウンドさせてくれませんが、スターヒルはマレーシアであることに加え、私の会社で定期的に大きなコンペを開催しており私がいつも幹事をやっている関係で顔見知りになっていることもあって、申し込んだらオールビジターにかかわらずすぐにOKが出たのです。
家族がデビューしたスターヒル/ビンタンコース
その時は奥さんはなかなか思うように当たらず200近く打ちました。子供は流石に若いだけあってすぐに慣れて、何と初ラウンドで116で回りました。驚きです。ちなみに私の初ラウンドの時のスコアは168でした。
これで2人ともすっかりゴルフにハマってしまったようで、「次はいつ行くの」とうるさかったので、今度はインドネシアのバタム島へ行くこととしました。ここはシンガポールからはフェリーで1時間ほどなので近いのです。
◆バタム島へ◆
行ったのはインドネシアのバタム島の「サウスリンクス」です。
ここも日本人が経営している日本人が多く集まるゴルフ場で、コースは広くて易しく初心者向けのコースです。私もゴルフを始めた頃はずいぶん行きましたが、最近はもう1年以上も行っていませんでした。
ここへのフェリーはセントーサ島の向かいにある「ワールド・トレード・センター(WTC)」から出発します。
車を近くのCarParkに止め、いざ乗り込みました。
サウスリンクスはフェリーターミナルに専用の受付カウンターがあり、そこでゴルフバックを預けるとその場でフェリーのチケットとタイプしたインドネシアのイミグレーション・カードをくれるので楽チンです。また、予約時に弁当を申し込んでおくと「ひろ亭」の日本弁当まで用意してくれます。
バタム島へのフェリー
このフェリーは意外と大きくて250人位は乗れます。中は冷房がよくきいているので寒いくらいです。この中でお弁当を食べながら50分ほどでバタム島に到着します。
フェリーの中
間もなくバタム島と言う所で驚きました。
その時は長男と屋外のデッキにおり喫煙していたのですが、何と30kmは離れているはずのシンガポールの高層ビル群がはっきり見えるのです。これまで何度かバタム島には来ていましたがここまではっきり見えた記憶はなく、これには本当にびっくり。よほど天気が良かったのでしょう。感動でした。
はるか後方に見えるシンガポール
いよいよバタム島に到着です。
ここのフェリーターミナルは小さいですが、インドネシアらしい作りのターミナルがあり、手前には「Welcome to Batam」という看板まであり、ここはインドネシアなんだなあ、としみじみ感じられます。
バタム島フェリーターミナル
入国はゴルフ場のお客は簡単です。自分の行くゴルフ場の係員が必ず待っていますのでその人にパスポートを預ければ手続きは全部やってくれ、パスポートも預かってくれます。よってイミグレに並ぶ必要もなく、そのままフリーパス。これは楽チンです。ちなみに帰りも事務所でパスポートを受け取ればそのまま出国もフリーパスです。
外に出るとまず目に入るのは、色んな種類のタバコを売っている人がたくさんいることです。かなり安いですが、私の場合は自分の好きなタバコを持ち込んでいるので買いません。そこを過ぎれば目の前にはゴルフ場の迎えのバスが待っていますので、それに乗ってゴルフ場まで行きます。サウスリンクスの場合はだいたい10分ほどで到着です。
◆ラウンド◆
さて着替えていよいよラウンドです。我々は初心者なので、後ろのコンペの人たちを先に行かせてのんびりと最終組でラウンドすることにしました。2人乗りのバギー2台に3人で分乗、キャディーさんも2人つきます。1番ティーでまずはキャディーさんを交えて記念撮影です。
こちらのキャディーさんはうら若き乙女というせいか、日焼けを嫌ってこんなに暑いのに重装備です。良く見るとうちの奥さんも長袖で重装備・・・。やはり女性はこういうところに気を使うものだなあ、とまた感心しました。
このサウスリンクスは本当に広々として気持ちのいいゴルフ場です。いかにも広い南国のゴルフ場という感じで開放感に浸ることができます。久し振りなので懐かしいなー、と思っている間に前の組が打っていきます。
その前の組が出て行くのを待って、いよいよ次は私たちの番になりました。
まず私がホワイトティーより打ちます。朝一のドライバーですが、今回は良く当たってくれました。
サウスリンクス1番ティー
続いていよいよレディースティーからまず長男。ちょっと気負ったせいか右にふけてました。
続いて問題の奥さんです。記念すべき第一打はチョロ! キャディーさんが笑ってボールを拾ってくれて「もう一度打っていいですよ」ということで、改めてティーアップして打ったら、何と今度は非常にいい当たり! そのまま遠くに飛んで、前の組の人たちがいるあたりのバンカーまで打ち込んでしまいました。
とても2回目のラウンドとは思えない、いい当たりで驚きました。
でも奥さん、実は直前まで練習していてもどうしてもドライバーがうまく当たっておりませんでした。
そこで「どたばたゴルフ体験記」に紹介しているSプロにレッスンを受けたら、チョコチョコッと治されただけで、面白いように当たりだしたのです。でも練習場で当たっていても本番では当たらないだろうと思っていたのですが、実際に打たせると結構いい玉を打っていました。うん、やはりちゃんとしたプロのレッスンを初期の頃に受けるのって大事ですね。これまた驚きでした。
そんな感じで気分良く皆で出発。天気も良く暑かったですが、わいわい言いながらラウンドしてきました。
でもこのサウスリンクス、以前はかなり易しいコースで「世界で一番易しいコース」と言われていたのですが、久し振りに回ったら以前なかった所に池やバンカーが出来ていたりして、想像よりずっと難しくなっていました。そのせいか、思いもよらない大叩きなどもしでかしたりして、ちょっぴりまいってしまいました。う~ん、舐めてはいけないですね。。。
池も結構増えていました
ひどかったのはグリーン横のバンカーがイヤで安全にグリーン手前の花道に刻もうと手前を狙ったら、ボールの落ち際で水しぶきが・・・。「ん? 何だろう」と思って行ってみたら、何とそこには池があって池ポチャしていた、という悲しい思いも2~3度してしまいました。
面白かったのは長男。ミスショットが出ると大人と同じようにキレていました。笑いをこらえるのが大変。
ゴルフはキレたらおしまいなので黙って見ていたら、案の定キレた時はチョロしたり3パットを平気でしでかしたりして大叩きしていました。やはり練習場とは違うので、戸惑ったようですね。「ゴルフを舐めたらいかんよ~」と、よ~く話してあげました。最近少しテング気味になっていたので、いい薬になったと思います。
さて楽しいゴルフも終盤にきました。最終ホールはクラブハウスに向かっていくロングホールです。
ここを何とか無事に終了させ、「お疲れ様~」と言って終わりました。一日付き合ってくれたキャディーさん2人には、ちょっぴりチップをはずみました。
気になるスコアは長男は119と安定しています。奥さんは154と2回目にしてはまあまあ。私は、と言うと調子が悪く109という不本意なスコアでした。シャワーを浴びたあとはクラブハウス内の日本料理屋でビールとジュースで乾杯。日曜日のせいか日本人含めお客さんは少なかったのが印象的でした。
帰りのフェリーの中では皆で爆睡です。1時間あるのでゆっくり寝ることが出来ます。
こうして楽しい2回目の家族のゴルフは終わりました。奥さんも長男も「次はいつ連れて行ってくれるの?」とうるさいので、今度は7月に入ってからどこかに連れて行ってあげようと思っています。
日本に帰ったら家族でゴルフはなかなか出来ないでしょうから、当面は2週間に1回のペースで連れて行ってあげようと思います。
(2004年6月16日)