キャディーにしてやられた!

これはおよそ半年前(2003年10月)、まだスコアは100を切れず110前後でウロウロしていた頃の思い出である。

久し振りにタナメラへ行った時のことである。コースはガーデンコース。キャディーが付くがプレーヤーは歩きとなる優雅で素晴らしいチャンピオンコースである。

タナメラ/ガーデンコース #8

ここのキャディは皆男性でシングルとのウワサあり色々アドバイスしてくれるが、時にしてこの名門コースでさえも変なおせっかいのキャディーがいたりして困ることがある。そういうキャディーにぶち当たった時の苦い経験を話そうと思う。

その日は朝のスタートはまあまあであったが、まだまだ力みながら打っていた。
そのうちにキャディーが「お客さん、ずいぶん力んでいるよと始まった。2ホール目位でアイアンを打とうとすると、キャディーは「素振りしてみて」と言う。それでブンッと1回素振りすると、「力みをなくして軽くもう1回」などとと言われる。
そこで何度か軽く素振りをすると「GOOD!」と言われるので気分良くスイングすると、慣れないスイングゆえか悲しい玉しか出ないそこでまた力むとキャディに怒られる。

次にはグリーンまで150メートル。しかし手前には大きなバンカーがあり、一発で乗せる自信のない私は短いクラブでバンカー手前に落としたいと思うのだが、キャディは長いクラブを出して「グリーンを狙え」と言って、さっさと先に行ってしまう。
仕方ないので「たまにはチャレンジしないとうまくならないかな」などと思いながら打つと、ダフって結局バンカーに入ってしまい、キャディーがあきれた顔で見ていたりする。

こうなるとどちらが客か分からなくなってしまう。そうこうしているうちに、どう打ったらいいのか、打ち方が分からなくなってしまう。悲しい。結局前半(INスタート)はそのためメロメロであった。


後半は思い切ってキャディの言うことを無視したら、いつも以上の調子で回れ、難関の#8池超えの難しいショートでパーを取ったり出来た。もう少しで久し振りのハーフ40台か、というところで最後の#9ロング。
ティーショットはフェアウエイ真ん中。本日はフェアウエイウッドが当っていないのでアイアンを持って堅実に攻めて行こうすると、キャディがしつこく「最後のロングなので5Wで打て。勝負だ」などとと言ってくる。

後半は調子が良かったので最後くらい言うことを聞こうとしたのが間違いのもと。
ブンッ、と振ったら見事にチョロ
あぜんとしてもう1回ブンッ。今度はダフリ
もう1回ブンッ。またダフリ!!うー、もったいなさすぎる!
こちらはもう意地であるがキャディめ、いい加減愛想をつかしたのかウッドはダメなので「今度はアイアンで打て」という

だから最初からアイアンで打とうとしたのだ(怒)!

かっかしながら打ったらまたダフリ。いったいどうなってしまったのか。完全に流れは逆風となり、最後にダブルパーの大叩き。結局上がって見たらハーフ54といつものスコア。悲し過ぎる一日であった。

キャディの言う通り打てない私は、次回からはキャディが色々と言おうと真に受けず、自分の思った通りに打とうと反省した次第である。

教訓:おせっかいのキャディーの言うことは無視するに限る!

(2004年3月12日)