私は以前より2m以上ある大きなクリスマス・ツリーを買うのが夢でした。
きっかけは15年ほど前のアメリカ出張時にショッピング・センターで大きなツリーを見て、ああ、いいなあ、と思ったことです。流石にアメリカで買って持って帰る気はしませんでしたので、日本に帰ったら早速買おうと思っていました。
しかし以降15年、毎年日本で大きなツリーを探しましたが、これほど大きなツリーは残念ながら日本では売っていませんでした。そこでやむを得ず1.5mくらいのツリーでずっと我慢していました。
半分諦めかけていた昨年、シンガポールに来て最初のクリスマスの時期に、こちらでは大きなツリーを売っていることを発見し非常に嬉しく思いましたが、昨年はまだ単身赴任。流石に1人でこのような大きいツリーを飾るのも何か虚しくて買うことはありませんでしたが、今年は家族も一緒なので、念願の大きなツリーを買うこととしました。
昨年の経験ではPARAGON(パラゴン。オーチャード高島屋の向かいにあるショッピング・センター)の吹き抜けでたくさん売っており、今年もそうでしたのでそこで買おうと思いましたが、奥さんがどこからか情報を仕入れてきて、CONCOURSE(コンコース)というビルでクリスマス・セールをやっているとのことでしたので、この日曜日に行ってみました。
まずはお昼を、ということで最初にブギスの西友・PARCOへ行き昼食を取りましたが、そこの中庭にも既に非常に大きなツリーが飾ってありました。皆が記念撮影しているので、当方もパチリ、です。
既にシンガポール国内はクリスマスムード満点です。
いよいよ次は本命CONCOURSEです。
CONCOURSEはリトル・インディアの近くにある高層ビルで、ECPをCITYに向かって走ると右側にぐねぐね曲がった変なビルが見えますが、それがそうです。Car
Parkに車を止めてわくわくしながら中に入ってみます。
入ってみるとそこは他のショッピング・センターと同じような作りになっており、真ん中に大きな吹き抜けがありその広場でクリスマス用品をたくさん売っています。回りには1階~3階まで小さな店が並び、ほとんどがやはりクリスマス用品を売っています。
見ると予想通り、憧れの大きなツリーもたくさんあります!
もう嬉しくてたまりません。小さくても5フィート(1.5m)、大きいのは10フィート(3m)もあります!
迷わず10フィートのやつを買おうとしましたが、良く考えたらリビングの天井につっかえてしまいますし、日本へ持ち帰ることを考えると8フィート(2m40cm)が限界なので、その範囲で買うこととしました。
時間をかけてゆっくり見た所、気に入った形のを1つ見つけましたが、残念ながらそのタイプは8フィートは売り切れなので、7フィート(2m10cm)のタイプを買いました。これでも直径は1m40cmもありますので充分に大きいものです。
CONCOURSEのクリスマス・セール
次は飾り物です。飾りも色合いをどうするか、ちょっと迷いました。
展示品を見ると主に3パターンあります。
1)ホワイト/シルバー系:ホワイトクリスマスの上品さ。
2)オレンジ/ブラウン系:本物の木の趣。
3)ブルー系:しっとりした大人の色合い。
結局私の好みで、ホワイト/シルバー系でまとめることとしました。定番のライト、ボール、花飾りなどを買い、リボンも綺麗に結んでもらいました。
ツリーがいっぱい
以上を購入し、ツリーがS$200、飾りが意外と高くてS$200、合計S$400(2万8千円)ですが、日本ではこういう大きいツリーは買えませんので満足です。重たいので店の人に車まで運んでもらいました。
その後家に帰り車からツリーを出した所、何と重たいこと! 恐らく30kg以上はあるのでは。これを持って部屋までエレベータで登りたどり着くまで一苦労でした。
夜、早速組み立てます。
箱から出すとこのツリーは長いので3分割になっていますが、その1つ1つが非常に重たくて往生しましたが、何とか組み立てることが出来ました。大きいので場所はリビングの窓側に置きました。
次は子供たちと飾りつけです。まずライトをグルリと回し、次にリボン、ボールなどを付けていきます。完成するまで結局2時間ほどもかかってしまいました。
いよいよ点灯式です。
コンセント2つを差込みスイッチを入れると、、、
皆で一斉に「うわ~~!」という位綺麗です。
う~ん、前々より憧れていただけあって本当に感動です。
しかもこのライト、点灯のパターンを8種類も変えられます。2つ付けていたので、2つのパターンの組み合わせとしました。
ただ、いざ組んでみると充分にあると思った飾りが少し少なく寂しい感じです。よって次の休みにもっとたくさんボールとか買ってきて追加するつもりです。
ようやく念願の大きなクリスマス・ツリーが我が家に入りました。今夜も綺麗に輝いています。このツリーをクリスマス終了後にしまうのは非常に惜しいので、せめて年内12月一杯は我が家のリビングに飾っておこうと思います。
(2002年12月3日)
(2024年2月24日)
このクリスマス・ツリーは日本へも持ち帰り、その後しばらくはクリスマスのたびに我が家のリビングを飾ってくれました。しかし数年たつとあまりの大きさに、出して飾り付けるのと、クリスマス終了後にしまうのが大変に感じ、結局出さなくなってしまいました。でも10年くらい楽しませてくれたので良かったと思います。