成田山の紅葉 2007(千葉)

〈2007年12月1日〉

さて今度は地元の成田山へ行きました。成田山は何度も行きましたが,実はここで紅葉を見るのは初めてです。成田山にある日本庭園と池の周囲の紅葉が綺麗と聞いたものですから,まあちょっと見てみようかな,と,お気軽に行ってみました。

成田山の正門の方へ行くと大変混雑しますので,地元の強み,日本庭園の裏側にひっそりした駐車場があるので、そこに車を止めて歩いてみました。駐車場から日本庭園はすぐです。その前には黄色い大きなイチョウの木がありました。その下には既に多くのイチョウの葉が散っており,なんとも綺麗でした。

駐車場から見える大きなイチョウの木

庭園に入るとすぐ正面には大きな紅葉があります。感動しながら写真を撮ります。正面の池には突き出た東屋があり,そこから見た風景も綺麗なものでした。

まず正面に見える紅葉

池に突き出た東屋

ちなみにこの成田山の日本庭園,結構広いのです。中には池が3つもあり,その周辺を散策するだけでかなり楽しめます。今は冬だから何もやっていませんでしたが,時々お茶会や和楽器の演奏会などをやっています。これが,いわゆる成田山の境内とは別にあるのですから,相当広いと思います。

日本庭園の案内図

さて道の両側の紅葉を楽しみながら先へ進みます。今日の成田山の紅葉は本当に綺麗。今年は暑かったので紅葉は始まりが遅かったのですが,11月に入り急速に寒くなったせいか,例年通りの時期に紅葉を楽しめました。

きれいな紅葉

本当に見事です

少し進むと右側に書道美術館があります。その美術館の階段を登り向かって左側には,水琴窟(すいきんくつ)があります。これは江戸時代後期に構造が確立したらしいですが,岩の間よりしたたり落ちる水滴が反響して,琴の音を奏でるというものです。しかしその音を聞くことは出来ませんでした。
それより,この岩の水溜りに浮かんだモミジの葉が綺麗でした

水琴窟に浮かんだ紅葉の葉

また池のほとりに戻ります。池と池の間は渡ることが出来ます。そこには灯篭などがあり,石畳の上を渡りますが,上の池から下の池には小さな滝の水が流れています。ここからだと両方の池を見渡せます。

池の間を通る石畳の道

近くのモミジが,これまた綺麗でしたので,アップで1枚写真を撮りました。
やっぱり日本に一番似合うのは,桜よりも紅葉だと思いますね。

モミジの葉

少し進むと今度はうっそうとしたエリアになります。そこには今度は黄色い紅葉を見ることが出来ます。小さな川に散った黄色い葉というのも,なかなかオツなものです。

黄色い紅葉

小川に散った黄色の葉

途中,なぜか1本だけ紅葉していないモミジがありました。なんだか不思議。でも緑のモミジというのも結構綺麗なものです

緑のモミジ

さて,この庭園を奥まで進むと,急に右側が開けてきて,丘の上に平和の大塔が見えます。非常に美しい塔で,これは成田市の結構遠くからも見ることが出来ます。手前には噴水広場があり,まったり休むことが出来ます。

平和の大塔

その手前のうっそうとした林の中を行くと,古い建物と小さな滝があります。
建物は洗心堂,滝は2つあり,雄滝と雌滝といいます。滝の前はぬかるんで滑りやすいので,注意が必要です。

洗心堂

さて,ここで帰ることにしました。
成田山の紅葉,地元にいながら初めて見ましたが,こんなに素晴らしいとは思いませんでした。灯台下暗し,とはまさにこのことですね。来年も紅葉の時期になったら,ゆっくり見に来たいと思います。

落ち葉

(2007年12月1日)