これまで記述した通り、私は大学入学ともにパチンコにとり憑かれてしまっていた。もう、面白くて面白くて仕方なかったのである。
それでしばらくの間は暇さえあればパチンコに通っていたのであった。
ただ、会社に入ってからもパチンコは続けていたのであるが、冷静に考えたら「いったいパチンコ収益はどうなっているのだろう」とある時ふと思いついたのである。
そこで、平成2年(1990)大晦日にデジパチを初めて打った時に思いついて、そこから日々の勝敗を記録に残そうと考え、実際に記録してきたのである。
そこで早速「金銭出納帳」を文房具屋さんで買ってきて記録を残すようにした。
記録したのは、
・年月日
・店名
・打った台
・大当り回数
・投資金額
・回収金額
・当日損益
・年間累計損益 である。
面白いのはこの金銭出納帳、表紙に「賢く使ってたくさん、残そう!!」と記載されていることである。
当然それに従い「たくさん残そう」と思い、日々パチンコに励んだのであった。
残念ながら「年間累計損益」は大抵の場合マイナス(負けている)であるが、後から振り返って見た場合、反省点も浮かんでくる上に日記のように当時のことを思い出すことが出来、なかなか良い記録になっていると思う。
パチンコ台帳表紙
パチンコ台帳の内容
上記はシンガポール赴任直前(2001年)の群馬県高崎市に単身赴任している時の記録であるが、この時は何と半年(1/1~6/18)で43万9千円も勝っていたのである!
2001年6月20日にシンガポールに出発するのに際し、しばらく日本でのパチンコは打てないと思い、ギリギリ直前の6月18日まで打っていたことが分かる。しかも最後は勝利している!
このようにパチンコ台帳は我がパチンコの歴史を刻む貴重な記録となっているのである。
さてシンガポールより帰国した2005年からは手書きの台帳はさすがにやめ、Excelに記録を残している。
実は私はあまりに負けるので、2019年3月19日を持ってパチンコをやめているのである。
でもこれまで長年続けてきたパチンコは我が生涯の大きな部分を占めているので、今でも時々パチンコ台帳を見て、必死でパチンコ台に向き合っていたあの頃を懐かしく思い出すのである。
(2024年6月24日)