航空科学博物館(千葉)

〈2006年9月16日〉

先日、成田の自宅近くの航空科学博物館にブラリと行ってみました。

航空科学博物館は成田国際空港のすぐ隣、滑走路の南東側の端にあり、その名の通り多くの飛行機の博物館となっています。先日行った時は館内には入らず、屋外の飛行機の展示だけを見て来ましたが、初めて行く方は館内を見ると面白いと思います。ちなみにこの本館は丸い建物で目立ち、国際便で帰国する時には、風向きによっては着陸直前にこの真上を飛ぶので、見たことがある方も多いと思います。逆の風向きの時には離陸の時にこの上を飛ぶので、この場合も見ることが出来ます。

航空科学博物館

この航空科学博物館は、館内にも色々な種類の飛行機の展示がありますが、まだ朝早くて開いていなかったことと、以前に一度見たこともあり、今日は中は見ません。その代わり、屋外に多くの飛行機の現物が展示されているので、それを見て歩きました。
まず目に入るのは、管制用の大きなライトで、航空灯台というようです。それが正面に置いてあり、その向こうの広場に多くの飛行機が並んでいます。

航空灯台と屋外に並ぶ本物の飛行機

展示されている飛行機では、日本初の独自設計の航空機である「YS11」があります。小型のプロペラ機でつい最近まで離島向けに飛んでいましたが、ごく最近、最後の1機がリタイヤしたというニュースは記憶に新しいところです。その手前にはセスナ機らしき小型機が並んでいました。

YS11とセスナ機

近くで見たYS11

その奥には色鮮やかなヘリコプターも2機展示されています。
ふと見るとその合い間の奥には、航空神社の鳥居があります。なぜここにあるかは意味不明ですが、安全祈願の神社なのでしょう。

カラフルなヘリコプター

航空神社

広場の反対側には、高い位置にセスナ機とヘリコプターの実機が並んでおいてあります。これには中に入ることが出来、実際に係員立会いのもとで操縦席に乗ってエンジンをかけてみることが出来るので、小さな子供には人気があります
いやいや、それにしても本日は本当にいい天気。空は青く秋晴れで、筋状の雲がとても綺麗でした。

エンジンをかけられるヘリとセスナ

ところで写真をバチャバチャ撮っているうちに気づきましたが、ここは成田空港の滑走路のすぐ隣。朝早い時間ですが航空機が頻繁に頭上を飛んでいます。今日は風向きの関係で着陸便が頭上を飛んでいきますが、何気なく見ていると色々な種類の航空機が飛んでいきます。皆、着陸寸前なので車輪を出して飛んでいくのが、とても格好良く見えます。

着陸態勢のジャンボジェット機

特にいいのは、やはりジャンボジェットですね。大きい上に着陸寸前の滑走路手前の林の上を飛んでいくサマは迫力あって良かったです。

いつも家族連れで賑わう成田航空科学博物館、今日は朝早い時間に来たので誰もおらずゆっくり見ることが出来ました。皆さんも、もし成田空港へ来る用事があったら、ちょっと足を伸ばしてここを見てみると面白いと思います。

(2006年10月1日)