リトル・インディアのお祭り

~ ディーパ・バリ ライトアップ ~

リトル・インディアとはCITY北西部、ブギス近くにある有名なインディアン街で、多くの寺院などがあります。私はシンガポールに来て3年が経過しましたが実はまだここへは行ったことがありませんでした。
今回、2004年11月11日のインド系のお祭りであるDeepavali(ディーパ・バリ)を控え、リトル・インディアのメインストリートである Serangoon Road でライトアップをしているとの話を聞きつけ、日曜日の夜、家族で見に行くこととしました。

夜7:30頃自宅を車で出発します。オーチャード方面に向かい目指すリトル・インディアへ走りますが、やはり日曜日の夜ということもあり、付近は車は渋滞している上に人がたくさん歩いています。
本当にシンガポールは活気ある街だなあ、としみじみ感じました。


いざSerangoon Roadの手前まで来ると、確かに入り口はきらびやかにライトアップしています。しかしこの道路は車と人でごったがえしており、とても中まで入れそうもありません。このあたりはパソコンショップのSIM LIM SQUAREがすぐ近くなので急遽、車をそこのCAR PARKに止めて歩いて行くこととしました。

Serangoon Road入り口のゲート

さて歩いてリトル・インディアの入り口まで来ましたが、このライトアップはとても綺麗でした。近くのビルも同じようにライトアップしておりいい雰囲気を出しています。前方を見ると車と人がたくさん。数枚写真を撮った後、いよいよ中に入って行きます。

ライトアップされた入り口付近のビル

回りはインド系の人たちで一杯です。99%はインド系の人でした。歩くのもままならないほどの混雑ぶりで、しかも道路を通行止めにしていないため車もたくさん走って渋滞しているし、実に賑やかな雰囲気でした。インド系の人たちに取っては年に何回もない貴重なお祭りなのでしょう。多くの人たちが楽しそうにわいわい言いながら闊歩していたのが印象的です。

綺麗にライトアップされた道路

ふと見ると、メインストリートの左右の小道を即席のアーケード街にしている箇所がいくつかあったので、そこへ入ってみました。中には多くの店が所狭しと並んでいます。インドの飾り物や洋服、電灯、食べ物があり、見ているだけで非常に楽しいものがあります。結局何も買いませんでしたが、価格はちょっと高めかな?
お祭りになると普段より高いというのは日本と変わらないようです。

即席のアーケード街

中は明るく多くの店が並びます

ここに1時間近くはいたでしょうか。とにかく人ごみが激しいので早めに帰ることとし、帰りは裏道を歩いて車まで戻ります。このあたりの裏道も初めて歩きますが、流石はシンガポール、薄暗いにもかかわらず身の危険は全く感じることなく安全に歩くことが出来ます。このあたりには小さなホーカーだけでなく、かなり古ぼけた安そうな小さなホテルが結構目立つことに気付きました。いったい誰が泊まるのだろう、と思いながらそれらを見ながらSIM LIM SQUAREまで戻りました。

裏道への入り口辺りはまだ賑やか


さて裏道を通り抜け、またSIM LIM SQUAREに到着です。
このSIM LIM SQUAREもいつも昼間しか来ていないので大きなブルーのビルという印象が強いのですが、改めて夜見てみると横には大きな宣伝が輝いていたりして結構綺麗でした。

夜のSIM LIM SQUARE


車に乗った後は遅めの夕食。近くの中華レストラン(名前は失念、SINGAPURA海鮮料理という看板があったような。HDBの2階にあります)で有名なCOLD CLUB(カニ)を食べて帰宅しました。ここのCOLD CLUB、とてもおいしくお勧めです。100gでS$4、一匹250g程度なのでわずかS$10(650円)でカニを丸ごと食べられます。

初めて行ったリトル・インディアですが、今回は夜である上に大変混雑していたので、近くの寺院を見ることもなく帰りました。次回は昼間ゆっくりこの付近を歩き回ってみたいと思います。

(2004年11月7日)