前回のラウンドで何とアイアンが折れてしまった! こんなことは初めての経験である。
場所は埼玉県の高麗川CC、その4番ショートで6番アイアンを持ちショットした瞬間、バキッという音とともに「ん? なんだか軽い?」という変な感触。次の瞬間、ヘッドが回転しながら前方へ吹っ飛ぶのが見え視界に白いボールが右で飛ぶのが見えたのである。一瞬、何が起こったのか理解出来なかったがクラブを見るとヘッドがない!
な、何と! アイアンのヘッドがちぎれて飛んでいってしまったのだ!
もう呆然である・・・。見ていた人もびっくり。誰も声が出ない。
しばらくして事の重要性に気づき、皆で前方の谷間におりて折れたヘッドを探し持ち帰ったのであるが、アイアンが折れるなどというのは信じられないことであり、その後も折れないだろうか、と心配であった。
まあ何とか無事にラウンドも終わり、翌日早速Golf5に持ち込み修理を依頼した。
聞いたらシャフト(スチールのNS-PRO950)表面に錆がうっすらと出ているので、そういう状態では内部は錆が酷かったのであろう、とのこと。そのため、その他のアイアンも同じ状態だから、いつ折れてもおかしくないかも、と言われてしまった。
このアイアンはシンガポール時代に購入したブリジストン ツアーステージの輸出専用モデルZ101で、小さな薄いヘッドがお気に入りで、もう5年半使っているもの。
(シンガポール駐在記・シンガポール編・どたばたゴルフ体験記・23.アイアンの買い替え 参照)
一応6番アイアンはシャフト差し替えで修理は出来るし、出来れば修理して更に長く使いたい気持ちはあったが、別の番手がまた折れる可能性を聞くと、ちょっと怖くなってしまった。しかも修理代および他のアイアンのグリップも相当ヘタっているので全部差し替えるとなると2万円以上のお金がかかる。
ならば思い切って新品に買い換える潮時か、と考えたのである。
そうとなったらもうルンルン気分でツアーステージのコーナーへ行ってみる。
見たら、最新の「X-BLADE 701」があり、小ぶりでZ101に良く似たヘッドのアイアンがあった。店員さんに聞くと、これは結構難しいアイアンとのことであり、他の701GやGRを勧めたが、どうしてもZ101にこだわりがあったので早速701を試打してみたところ、FORGEDアイアンで似たヘッドのためか打った感じはZ101にそっくり!
その場でX-BLADE 701の購入をしてしまった!
標準では5番~PWまでなので、オプションで4番アイアンも追加。3番は滅多に使わないのでZ101を残した。シャフトはスチールのNS-PRO950(S)とした。ダイナミックゴールドも魅力あったが、さすがに重過ぎるので扱いきれないと思い、NS-PROにしたものである。
掲載したのはツアーステージWEBサイトの写真であるが、操作性、打感は最高だが、やさしさは低く、つまり難しいアイアンである。使いこなすには練習が必要である。本当は私のような110の王が使うアイアンではないと思うが、ビシッと決まった時の快感が良く、今更普通のアイアンには戻れなくなっているのであった。
早速練習場へ行き打ってみたが、確かに打った感じはZ101にそっくり。これは全く違和感なくすぐに馴染むと思わた。
また、Z101同様、FORGED(軟鉄)のため打感は最高に良い。
もっと練習場で打ち込み馴染ませることを目標にしている。次のラウンドが楽しみである。
(2009年9月23日)