ケアンズ旅行-4 市内散策・帰国

~ 市内散策・帰国 ~

◆市内でのショッピング◆

さて楽しいケアンズ旅行も今日が最後、今日の午後にはシンガポールに向かって帰国します。
飛行機は午後2時半なのでホテルは12時半の出発、よって午前中は時間があるので、奥さんと娘の希望で街中にショッピングに行くこととしました。いつも思うのですが女性は本当にショッピングが好きですね。長男と2人で「仕方ないねえ」と言いながら付き合うこととしました。

街の中心部は何度も行きましたので今回は鉄道のケアンズ駅につながっている「ケアンズ・セントラル」に行きます。ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらって行きました。ちなみにケアンズでは流しのタクシーはおらず、決められたタクシースタンドか、そうでなければ呼ばないと乗ることが出来ません。

来たのはワゴンタクシーで、乗ってわずか5分で到着です。しかし料金がA$で7ドル(560円)近くしました。シンガポールの安いタクシーに慣れている身としてはあまりの高さにびっくりです。オーストラリアの物価はさほど安くはないようで、日本とあまり変わらない感じがしました。

 

中にはいるととても明るく広くて驚きます。構造は真ん中が吹き抜けになっていてシンガポールやマレーシアのショッピング・センターと同じです。中は2階建てで吹き抜けの両側にはたくさんの店があり、2階正面にはフードコートがあり、マックやケーキ屋さん、日本レストランまでありました。ここで奥さんと娘は2時間ほど買い物をしていました。私と長男は途中ですぐ飽きて、仕方なく正面吹き抜けの階段に座ってぼけーっと待っていました。

階段に座るなんて最初は恥ずかしかったのですが、良く見るとオーストラリアンの人たちは結構平気であちこちに座っていますので気にせず座ることとしたものです。
確かにこれ、楽チンでした。見ているとここでも何人かの日本人が買い物をしていました。

 

ようやく奥さんと娘が戻ってきたのでまたタクシーでホテルに向かいます。
12時半になったら最初に空港に迎えに来てくれたJTBの方が来てくれて一緒に空港に向かいます。これで3泊お世話になったホリデイ・インともお別れかと思うと寂しいものがありましたので、中庭で最後に家族で記念撮影をしました。このホリデイ・インは基本的には世界中にあるビジネスホテルなので、昨年バンコクで泊まったシャングリラよりはだいぶ落ちますが、部屋はまあまあ広いし何と言っても居心地は良かったですね。結構お気楽に過ごせたので良かったと思います。

◆帰国の途◆

さて空港までは車で15分程度、すぐ着きます。昼間見ると結構小さい空港でしたが、チェックイン・カウンターは混雑しています。オーストラリアン航空のシンガポール直行便は隔日でありますが今日は月曜日なのでガラガラかと思いましたが、聞いたら満席だそうです。
ところが並びながら正面のモニターを見ていると、何と出発予定時間が機体整備の関係で2時間遅れと書いてあるではないか!
うわー、まいった。この何もない空港で2時間以上も待たなければなりません。仕方ありません。中に入ってカフェでジュースやビールを飲みながら2時間以上も待って、ようやく飛行機に乗り込むことが出来ました。

中に入ると確かに満席でした。帰りは少し時間は短くシンガポールまで5時間45分で到着です。またビールを飲んでうとうとしていたら目が覚めたときには到着のアナウンスが流れていました。


その時です。隣に座っていた綺麗な女性が「Excuse me」と話しかけてきます。何かと聞いたら「シンガポールで安いホテルはありませんか」と聞いてきました。色々話していたら、その女性はイタリア人のOLで、何と1年の休暇をもらいオーストラリアに4ヶ月も滞在していたそうです。うーん、日本では考えられない。。。
そこで今回帰国するのですがイタリアへの直行便がないので、一度シンガポールでトランジットしイタリアへ翌日向かうとのこと。だから一泊だけなので安いホテルはないのですか、と聞いてきたのです。

もし私が単身赴任であったら「私の家に無料で泊まりませんか」くらいのことは言ったかもしれませんが、流石に隣に奥さんがいてそんなことは言えません(笑)。仕方ないので奥さんと一緒に安そうなホテルをいくつか紹介し地図も簡単に書いてあげましたが、無難なのは空港のホテル・インフォメーションで聞いたらいいですよ、と言っておきました。彼女は無事にホテルを探すことが出来たのでしょうか。


さあ、シンガポールに戻ってきました。空港の外に出るとやはりシンガポール、暑さはケアンズ以上でムッときます。やはりこの雰囲気が懐かしいですね。タクシーを拾ってなつかしの我が家に到着したのは飛行機の遅れもあり夜の10時過ぎ。、私は明日からまた会社なのですぐ寝ました。

こうして楽しいケアンズ旅行は終わりましたが、本当にいい思い出になりました。子供達もまた行きたいと行っていますが、シンガポールにいる間にまた行くチャンスがあるかどうか微妙なところです。日本からは高いので出来ればこちらからまた行きたいのですが、様子見て再度計画したいと思います。

(2003年9月7日)