禁パチの誓い

突然であるが、先週の日曜日（２００５年９月４日）を持って、私は禁パチの誓いを立ててしまった。
これにて長年にわたる私のパチンコの歴史に幕を閉じることと相成った。
そうなると、この「パチンコ放浪記」は早くも第３回で終了か、とご心配なさる御仁も多いかと思うが、ご安心めされい。
これまでの膨大な経験談、体験談は枚挙に暇がないので、それは今後とも作成しここで公表してゆく所存である。

ではなぜ禁パチしたのかを記そうと思う。

私は元々「CR海物語」が大好きでシンガポールに行く前から「CR海物語」ばかり打っていた。この春に帰国したら元祖海物語はなくなっていたが、その代わりに「CR大海物語」が登場していた。
この台とはなぜか相性が非常によく、ハイエナ適合台をちゃんと探せばイモヅル連荘で非常においしい思いが出来たのである。
そのため、特に５月以降は順調に勝ち進み、結構な金額の貯金が出来ていたのだ。

ところがなぜか最近急に歯車がかみ合わなくなってきた。
先々週の土曜・日曜で大きく負けてしまい、この土曜・日曜もかなり負けてしまったのである。日曜日などは昼からかなりの金額を入れ５台も台を変えたにかかわらず、一日打って当りなし！
いずれも煮詰まった時点で魚群が出てきたのに、皆、あっさりはずしてしまった。
最後の５回目の魚群をはずした時には、完全にキレてしまい、怒りとともに帰宅し、ふてくされていたのである。

そこではっと気づいたのは、「私は何をしているのだろう・・・」という強烈な自己嫌悪である。
そう考え出すと実に自分が情けなく、とてもみじめに感じてきたので、
「よし！　こんな思いをするくらいなら、いっそ禁パチしよう！」
と固く誓ったのであった。（これは何回目の禁パチだろう・・・(笑)）

今日現在で既に１週間も禁パチしている。
平日会社帰りに時々寄っていたのだが、絶対に寄らないぞ、と強い意志を貫いているし、本日の土曜日もパチなしの生活で過ごしたのである。問題は明日の日曜であるが、この固い決意のまま我慢する所存である。

しかし私は意志が弱いのも事実。
そこで何人かの人にこの「禁パチ」宣言をはっきりしたのだ。
そうすることにより、イヤでもパチンコ出来ない環境を作り上げているのだ。

これまでパチンコの思い出はたくさんあった。走馬灯のように浮かんでくる。
パチンコよ、これまで楽しませてくれてありがとう。
これからは、パチンコのない、真面目な、人並みの人生の再スタートを切ろう。

（２００５年９月１０日）