あなたが会社員であるとして、ある日「シンガポールに駐在してもらいたい」と会社より言われたらどう反応するでしょうか。
これまで海外駐在の経験が一度でもある方でしたらさほど抵抗はないかもしれませんが、私のように全く海外駐在の経験がない方にとっては、いったいどうなるんだろう、ととても不安になるかと思います。ちなみに私は１週間程度の海外出張は数多く経験していましたが、それでもいざ駐在と言われた時には一瞬かなり不安になったものでした。しかし悩んでも仕方ありませんので、覚悟を決めて赴任に当たっての準備を進めることになると思います。

その場合、これから赴任するシンガポールのことを知ることは大事です。不安感がぬぐえない場合でも、事前にシンガポールのことを知っておくだけでだいぶ気持ちは楽になるものです。

事前知識を蓄える方法は色々ありますが、実際に私が取った方法としては、まず最初に本屋に直行して「るるぶシンガポール」を買ってきました。これでシンガポールの歴史やどういう国か、どのような観光地があるかなどを良く見てみたのです。つらつらと見ているだけでとてもいい国であることが分かり、安心するとともに早く赴任してみたいとさえ思うようになって来ました。

その他、今ではインターネットが相当に普及していますので、パソコンでシンガポールのことを調べてみるのもいいでしょう。私のＨＰも含めてシンガポールに関する情報はたくさんあります。それらを見ているうちに次第にどういう国か分かってくると思います。

そうしているうちにだんだんと既にシンガポールで生活している気分になってくるのが不思議です。そうして赴任前からシンガポールという国に馴染むことが、円滑な生活の立ち上げにつながることだと思います。特に奥さんや子供さんが不安な場合は、そういう情報を事前にたくさん差し上げるのがいいでしょう。

（２００４年３月３１日）