三里塚記念公園（千葉） | シンガポール駐在記

〈2008年4月5日〉

我が家は千葉県成田市の三里塚という所にあります。自宅のすぐ近くには三里塚記念公園があります。
ここはもともとは御料牧場（皇室の牧場）でしたが，昭和４４年に成田国際空港を建設するに際し，栃木県に移設されました。そこでその御料牧場の跡地を三里塚記念公園として残しています。しかし実は私は，三里塚に住んで２０年にもなりますが，この三里塚記念公園には行ったことがありませんでした。そこでこの度お花見も兼ねて行ってみる事にしました。ちょうど桜が満開の頃でした。

入口はいつもその前の道路を車で走る時に見ていましたが，いざ歩いて行って見ると思った以上に奥行きがあります。中央には広い歩道があり両側には桜が咲き乱れています。

三里塚記念公園の入口

入口から入ると左側に多くの桜が咲いています。とても白くて美しいソメイヨシノです。本日は既にちょっと遅かったのでしょうか。たくさんの花びらが風で散っていました。

入ってすぐ左に並んでいる桜

良く見ると一部の木には幹からすぐ桜の花が咲いています。近づいて見ると，とても可愛らしく見えました。

木の幹に咲いている桜

上を見上げるとやはり美しい桜の花が咲き乱れています。右側にはマロニエの巨木が立ち並びます。
しばし感動しながら奥へ進みます。

桜とマロニエ並木

奥の突き当りまで行くと，記念館と銅像が見えます。建物は三里塚御料牧場記念館で，皇室関係の資料がたくさん展示されているようですが，今回は中には入りませんでした。銅像は御料牧場第五代場長である新山荘輔博士です。新山博士は１８５６年に山口県萩で生まれ，現在の東京大学農学部を卒業した後，海外の畜産先進国を幾度も視察し，日本の畜産獣医学の発展に寄与されたそうです。御料牧場の第五代場長にも任命されています。