横浜山手(横浜)

〈2007年5月4日〉

GW(ゴールデンウイーク)第二弾は,横浜に行ってみました。横浜でも外人墓地港の見える丘公園のある山手エリアです。
ここにはしばらく行っていなかったので,もう15年ぶり位に行ってみたものです。今日も朝から非常にいい天気でしたので,午前中から行って見ました。
現在は成田からですと湾岸道路が横浜まで開通しているので,渋滞なしで行けるはずでしたが,やはりGWの真っ最中,羽田空港手前で大渋滞になってしまいましたので,仕方なく途中で首都高横羽線に迂回しました。これで少しは早く着いたようです。

◆港の見える丘公園◆

まず港の見える丘公園へ行ってみます。ここは元町のすぐ裏手の丘の上になります。周辺は混雑していましたが,まだ朝早かったせいか,駐車場は待つことなく入ることが出来ました。
このあたりも以前とは変わっていました。以前は公園入り口に小さな駐車場があったと記憶していますが,現在はそこは広い公園入り口になっており,バラ園が出来ていたりしました。そこを通り奥へ行ってみます。

港の見える丘公園の展望台

展望台は広く,立つと横浜港を広範囲に見下ろすことが出来ます。
まず目に付くのは正面に見えるベイ・ブリッジです。この橋は湾岸道路にかかっており,1989年(平成元年)に出来たときはかなりのブームになり,夜は夜景を楽しむカップルの車が橋の両側に延々と止まっていたものでした。近くの大黒パーキングエリアには大型のスピーカを搭載したワゴン車が多く集まり,いつも大音響で音楽を鳴らしていたのですが,今でもそうなのでしょうか。
左手にはマリンタワーも見えます。

ベイ・ブリッジ

左方向に見えるマリンタワー

この公園の隣にはバラ園も出来ています。あまり広くはありませんが,多くのバラの花が咲いており,絵を描いている人がいたりしました。
その奥には鞍馬天狗で有名な作家,大佛次郎(おさらぎじろう)の記念館もあります。今回もそこは見ませんでしたが,そう言えばここはまだ見たことがなかったので,次回は見てみようと,後から思いました。

バラ園

◆外人墓地◆

さて,港の見える丘公園を出て,外人墓地へ向かいます。
外人墓地は港の見える丘公園から歩いてすぐの場所にあります。中に入ってみようかとも思いましたが,時間もあまりないので道路から見ながら歩いていきました。墓地の向こうには横浜の街を臨むことが出来ます。

外人墓地入り口付近

遠くに横浜の街を臨む

◆山手西洋館◆

外人墓地前の明るい道をプラプラ歩くと,すぐに目の前に洒落た洋館が見えます。これは山手十番館で,明治100年を記念して1967年(昭和42年)に建てられました。1階が喫茶店,2階がレストランになっています。
その隣にあるのは山手資料館で,緑あふれる庭では,ちょっと一休みする喫茶スペースがありました。

山手十番館

次に見えるのは,横浜山手聖教会です。
これは1931年(昭和6年)に建てられた由緒ある教会です。
道路を挟んだ向かいには,「自働電話」と書かれた公衆電話があったりして,なかなかいい雰囲気です。

「自働電話」と書かれた公衆電話

その先には山手234番館があります。これは1927年(昭和2年)頃の建築で,もともとは外国人の集合住宅であったようです。向かいにはエリスマン邸1926年(大正15年)建築のものをここに移転したとのことです。

山手234番館

エリスマン邸

更に進むと,今度は大きな門構えが見えます。
これはベーリック・ホールです。英国の貿易商,バートラム・ロバート・ベリックの私邸として、1930年(昭和5年)に建てられたものだそうで,戦後はセントジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使われてきたとのことです。しかしこのスクールが20世紀最後に閉校されたに伴い,このベーリック・ホールは一般公開されるようになりました。
とても大きく広く,まるで絵に書いたような素晴らしい建物です。

ベーリック・ホール

さてここらでそろそろ戻ることにします。帰りながら周囲を見ると,結構小奇麗な洋館が多数あることに気付きます。
喫茶店を兼ねた洋館もあるし,また,元町公園の新緑もとても美しく,気持ちよく歩くことが出来ます。

◆中華街◆

さて山手の情緒を堪能した後は,お約束の中華街に向かいます。
やはり本日はGWの真ん中ということで付近の道路も大渋滞。しばらく待った挙句,ようやく中華街のパーキングに車を止めることが出来ました。おりて歩きますが,これまたビックリ! ものすごい人ごみです。

中華街の西門

中華街はただでさえ混んでいますが,本日は特にひどく,主な通りは人で大渋滞。まるで満員電車に揉まれている感じで歩くのがやっとという状態。当然,主な店はどこもかしこも10人以上の人が外まではみ出て待って並んでいるので,とてもすぐ食べられそうもありません。まあでも何とか端の方にある店で空きがあったので,食べることは出来ました。中華大好きな私にとっては幸せなひとときでした。

通りはどこも大渋滞

こうして帰宅しましたが,やはりGWにはこうした観光地には行くべきではなかったのかもしれません。今度は普通の休日にゆっくり来てみたいな,と思いました。

(2007年6月7日)