パチンコ店通い

さて、パチンコの面白さに一発でハマってしまった私は、大学入学後もせっせとパチンコ店へ通うことになった。大学の講義も朝から晩まであるわけでないので、午前または午後で時間がある時、家と学校の往復の途中でパチンコにせっせと通ったものである。

パチンコというやつ、やり慣れてくるとほんと、実に面白い。
ただ単に考えずに打ってもダメで、狙いどころをあちこち模索しているうちに、必ず入りやすい狙いどころが見つかる。
そこを早くみつけて、あとは時間を掛けて粘るのだ。そうすると面白いもので、最初は渋かった台がだんだんと出てくるようになり、運がよければそのまま一気に打ち止めまでいってしまう。

出だした時のパチンコは本当に面白い。打った玉がチューリップなどにポンポンと入り、チ~ン・ジャラジャラ・・・と下から玉がたくさん出てくる。天穴(一番上にある入賞穴)に入った時は、ボーナスとしてたくさんのチューリップが一気に開く。いつもその快感に酔いしれていたものであるが、そうそういつも勝てるわけではなく、最後は負けてスゴスゴと帰ることが多かったと思う
学生ゆえ、少ない小遣いの範囲内での楽しみであったため、今月の小遣い分を負けてしまうと来月の小遣いをもらうまでパチンコすることが出来ず、非常につらい思いをしたものだった。

始めてしばらくはそうして勝ったり負けたり、を繰り返し、トータルでは負けていながらも満足していたが、だんだんとそれではつまらなくなってきた。

やはり、やるからには勝ちたい!

もともと、物事を突き詰めて考えるのが好きな私は、いかにしてパチンコで勝つか、その研究を始めたのである。

(2005年9月3日)