最悪の状況

久しぶりにこのコラムに記事を掲載する。
と言うのはここのところ、ず~っと最悪の状況が続いており、記事を掲載することも叶わなかったからである。

帰国してからラウンド回数、練習回数とも激減しスコアはどんどん悪化する一方であったが、2008年は年間13ラウンドして、とうとう一度も100を切れなかったのである。
ベストスコアが104、ワーストは何と132も叩いている。とにかくドライバーもまともに当たらずアイアンもコスリ玉ばかりで、全くイヤになってきていたのである。

今年2009年はもっとひどく、まずラウンド回数が更に激減。これまでまだ5ラウンドしかしていない。
スコアも、最初の3ラウンドは136、126、126とひどいものであり、すっかり嫌気が差していた。

私の打ち方はゆっくりしたテークバックであるが、相当のオーバースイングであることは自分でも認識しており、そのためヒット率が悪くドライバーはその日の体調が悪ければチョロばかり、アイアンはコスリ玉、ダフリばっかりで、ショートアイアンに至ってはダブリかシャンクしか出ておらず、全くスコアにならなかった。

これではいけない、と深く反省し、実は前回のラウンドより打ち方を変えてみたのである
オーバースイングをやめて小さなトップ(実はこれが適正なトップであるが)とするためにはどうしたら良いか、真剣に考えた結果、思い切って早いテンポでのスイングをすることとしたのである。
ゆっくりのテークバックではどうしてもその間に力みがはいりオーバー気味のトップまで無理やり持って行ってしまうが、スピードあるテークバックでは固まることもなく小さなトップで止めて、そこからダウンスイングに入りやすいことに気づいたのだ。

小さなトップだと、確かにヒット率は良くなる。特にアイアンの当たりが良くなり、力まないためショートアイアンでもダフリ、シャンクは出なくなったのだ。これこそ、シンガポール時代に師匠のSプロに何度も言われていたことであり、ようやくそれに本当に気づいたというのが本音である

これで練習した結果、その次のラウンドではドライバーこそ不調であったがアイアンが実に良くあたり、117までスコアは回復。
更に最新ラウンドではドライバー、アイアンともよく当たり、1年ぶりのバーディーまで奪い、104と、もう少しで久しぶりの100切りを実現することろまで回復したのだ。

思い切ったスイング変更でようやく長い泥沼から脱出出来そうである。
嬉しい、実に嬉しい。

しかし悲しい事件も発生。
最新ラウンドで何と6番アイアンが折れてしまったのだ!
こんなことは初めての経験でアングリであるが、この詳細は次回に記そうと思う。

(2009年9月23日)