ゴルフトーナメント

先日、帰国後初のプロ・ゴルフ・トーナメントを見てきました。
2005年12月9日~10日に開催された「日立 3ツアーズ チャンピオンシップ 2005 インパクト」です。
これはその名前が示す通り、通常の男子・女子トーナメントではなく、「シニア」「男子プロ」「女子プロ」の各カテゴリーの賞金額上位4名が出揃い、そのカテゴリー別にポイント制で勝負を決める、というもので、全くの新しい試みです。要するに、男子・女子・シニア混合で全プロゴルファーの実力者のみが集まるというものであったので、以前より楽しみにしていました。行ったのは決勝戦の10日(土)で、場所は千葉県野田にある「千葉CC 梅郷コース」です。

参加選手は下記の通り、本当に豪華メンバーでした。

シニア 青木 功 三好 隆 友利 勝良 室田 淳
男子プロ 今野 康晴 深堀 圭一郎 谷口 徹 横田 真一
女子プロ 宮里 藍 不動 裕理 横峯 さくら 大山 志保

 

 

 

その入場券は前売りで大人4000円と高かったのですが、会社の関係で直前に無料招待券を2枚ゲットすることが出来ました!
これはラッキーです。当日は昼頃着くように車で行きました。遠くにあるギャラリー駐車場に車をとめ、シャトルバスで会場に入っていきます。

到着した時はちょうど最終組が後半9ホールをスタートするところでした。
INの10番ホールのティー・グランドに近づいて見ると、その前の練習グリーンに何人かの選手がいます。見たら、あの青木功宮里藍ちゃんがいました! 最終組にはあとは深堀圭一郎がいます。これらの選手をこんなに近くで「生で」見たのは初めてです
青木は意外と背が高く、逆に宮里藍ちゃんは非常に小さく見えました。

有名な選手のオンパレードのボード

さていよいよスタートです。ショットは、青木→深堀→藍ちゃん、の順に打っていきました。さすがはプロなので、非常に綺麗なフォームでのドライバーショットです。(青木は独特のフォームでしたが)
特に良かったのは藍ちゃんです。両腕が綺麗に伸びた、本当に綺麗なフォームです。それでゆっくりスイングしているのですが、飛距離は結構出ています。
このあたりがプロと我々アマチュアの違いなのでしょう。真似したくてもなかなか出来ないのが悲しいですが・・・。

最終組がスタートしていった10番ティー

全員打ち終わった後は、プロについてぞろぞろと歩いていきます。見ていたら、アイアンでのセカンドショット、アプローチなども非常に上手で、アマチュアとしては見習う点が多くあります。だからこそプロなのでしょうが、サスガです。
その後は、続く11番でのティーショットまで見て、一度クラブハウス近辺へ戻り、テラスで昼食を取りました。私は昼間からビールを飲んでいい気分になってしまいました。

続く11番ティーにもギャラリーがたくさん

さて昼食後はまたプレーを見に行くわけですが、本日は結構寒く、ずっと選手について回るのはしんどいため途中から見ることにしました。見たら4組あるうちの最初の組は既に15番ホールを終えるところでしたので、場所取りも兼ねて一気に最終18番ホールのティーグランドまで行って、選手たちが来るのを待つこととしました。

流石にここにはまだギャラリーはほとんどおらず、女子用ティーグランドの真正面を陣取ることが出来ました。隣にも同じような夫婦がいたので、いろいろ話をしながら選手が来るのを待っていました。
ふと見ると、すぐ脇にはテレビカメラが据え付けられています。そう、本日の試合はテレビ放送しているのです。そういう目で見てみたらティーの向こうには非常に高い鉄塔が作られていて、その上にもテレビクルーがいました。風が結構強い中、あんな高い所では寒いし怖いし大変だなあ、と思いました。

18番ティー すぐ脇のテレビカメラ

しばらく待っていると、第1組の選手たちがやってきました。見ると女子プロとして横峯さくらが入っています。生の横峯さくらを見るのも初めてです。感動しながら見ていたら、あの大きく振りかぶった独特のスイングで綺麗な玉を打っていきました。私たちの反対側のギャラリーからは、「ナ~イスショット~」とか「さくらちゃ~ん、頑張れっ!」とか、ファンの方々の大きな声援が湧き上がっていました。

続いて大山志保、不動裕理ときます。不動のスイングはかなりダイナミックなものと思っていましたが、実際に目の前で見ると意外とゆったりしたスイングでした。でも飛距離はかなりいっています。
最後に来たのは藍ちゃん。相変わらずのきれいなスイングで飛ばしていきました。

もうここは最終18番ホールで、藍ちゃん達は最終組なので、選手について皆でグリーンに向かいゾロゾロと歩いていきます。さすがは最終組、ギャラリーも相当多くいまして大混雑でした。

中央やや右を歩いている赤い選手が藍ちゃんです。歩きながらの撮影なので少しブレています

最終組がホールアウトしたらすぐに表彰式です。これも人ごみがすごくて、近くで見ることは出来ませんでした。そこで選手の退場ルートのロープの前で、皆が帰っていくのを待ち構えていました。

しばらくして表彰式が終わり、選手たちが戻ってきます。皆、さっさと歩くので、写真撮影はちょっと難しかったですが、谷口徹は正面より撮影することが出来ました。
続いてきたのが横峯さくら。さくらもうまく真正面よりアップで撮影出来ました。ラッキーです。

谷口徹

横峯さくら

最後に来たのが藍ちゃんですが、さすがは藍ちゃん。通路を歩き出す前にファンサービスで多くのギャラリーの要望にこたえてサイン会をやっていました。こういう所がえらいなあ、と思います。
実力ありファンへの気遣いもあり、これでは人気が出るのも当然ですね。ただ残念ながら藍ちゃんに限ってはガードがかたく、通路で待っていても藍ちゃんの周囲には10人ほどのガードがついていたので、写真撮影は出来ませんでした。しかしまた偉い、と思ったのは、藍ちゃんがカメラを構えたにかかわらず撮影出来ないファンに向かって「ごめんなさ~い!」と言いながら手を上げて歩いていったことです
(2024年4月1日追記)
宮里藍ちゃんは子どもたちに最後の1人まで1時間近く時間をかけてサインをしていました。一方、横峯さくらは成績が悪く不機嫌で、キャディーをやっていた横峯パパとともにファンに「どけ」とばかりに無視し、さっさと消えていきました。これ以来私は宮里藍ちゃんを益々好きになり、横峯さくらは大嫌いになりました。

楽しい1日も終わったので帰ることにします。ギャラリーたちもぞろぞろと出口に向かって歩いています。その時にクラブハウスの近くを通るのですが、高い木が紅葉しており夕日に映えてとても綺麗でした。
また機会ありましたら、このようなプロゴルフツアーを見に行きたいと思います。

試合が終了し帰るギャラリー

(2005年12月25日)