帰国に当たり

2005年3月23日に、stream もとうとう帰国してしまいました。シンガポールへの駐在期間は3年9ヶ月になります。当初の単身赴任期間が9ヶ月、家族を呼び寄せて一緒に暮らした期間が3年です。ついこの間、期待と不安の中で赴任したばかりと思っていましたが、振り返ってみると4年近くもシンガポールにいたことになります。

シンガポールは私にたくさんの思い出をくれました。

  • 40才過ぎて初めての海外赴任(しかも英語は全く出来ない!)ということで期待と不安の中で赴任したこと。
  • 当初の9ヶ月を単身赴任で過ごしましたが、最初は生活用品(灰皿やクズカゴなど)をどこで買えばいいかも分からず、あちこちのショッピングセンターをうろつきましたが、なかなか見つけられず、苦労してやっと見つけた時は非常に嬉しかったこと。
  • 単身赴任期間は暇つぶしも兼ねて、休日のたびにデジカメを持ってあちこち観光地を1人でぶらぶらしたこと
    そのときの写真の大半が私のHPを飾っています。
  • 9ヵ月後にやっと家族が来たときの喜び。空港で家族の顔を見た時は本当に嬉しかった。
    日本にいる時は家族と一緒にいる時間がほとんどなかったのですが、シンガポールでは一緒にいる時間をたくさんとれたので、改めて家族のありがたみを実感できたこと。
  • これまで頑としてやらなかったゴルフをとうとう始め、しかもかなり熱中してしまったこと。
  • 日本からは簡単に行けない海外旅行に何度か行ったこと。オーストラリアやバンコクなど。
  • 最初は訳が分からなかったシングリッシュですが、最後の方ではシングリッシュを平気で話していたこと
  • ちょっとクセはありますが親切なシンガポーリアンと多く知り合えたこと

などなど、枚挙に暇はありません。

いざ帰国して見ると、改めて日本の良さをしみじみ感じるとともに、シンガポールが懐かしくも思えます。
この4年近くにわたるシンガポール駐在は私にとっても家族にとっても貴重な経験であり、また実に楽しい期間でもありました。改めて「シンガポールよ、ありがとう!」と言いたい気持ちです。

このコラムには、帰国を言い渡されてから実際に帰国するまでの準備、帰国後の日本での生活立ち上げについて記載します。これは、予想以上になかなか大変でしたので、これから海外から帰国される方にとってお役に立てればいいと思います。

(2005年5月15日)