ラッフルズ・ホテル

ラッフルズ・ホテルの歴史は古く、1887年に建設が始まっています。当時はわずか10室でしたがその後増築を繰り返し1920年に現在の形になりました。イギリス植民地のこの頃に世界中の著名人が訪れ、サマセット・モームやチャーリー・チャップリンが宿泊しており、当時宿泊した部屋は現在でもチャップリン・ルーム、モーム・ルームとして当時の調度品そのままに使用されています。現在はシンガポールの国宝になっており、1991年に全面改装しました。

部屋は全室スイートで103室あり、ルームチャージはツインでS$700以上(約5万円以上)となっています。有名人の宿泊した部屋は追加S$50(3500円)以上が必要です。高価なので私もまだ宿泊したことはありませんが、シンガポールの記念に一度は宿泊してみたいと思います。
でもありがたいことにこのホテル、中に入り見学するのは自由です。そこで早速行ってみました。

ラッフルズ・ホテル正面玄関

場所はラッフルズ・シティの隣で、MRTシティホール駅を降りたらすぐです。正面からは入りにくいのですが、ちょうど反対側にもタクシープールがあり、そこから入ってみました。

う~ん、流石はラッフルズです。タクシーを降りた所で既にして格調の高さを強く感じます。写真のように色々な調度品やブランド品が飾られていて、その奥にはブランドショップが並んでいます。世界中の主なブランドはたいがいあるのではないでしょうか?
このショッピングモールは1階と2階の中庭に面した所にずらりと並んでいます。

次はエスカレータを使い2階に上がって見ます。2階からは中庭が見えます。ここにはカフェテリアがあり午後のひとときを楽しめるようになっています。このあたりでもう、あまりの雰囲気の良さに感動しまくりです

更に今度は階段で3階に登りますと、そこにはラッフルズ博物館(無料)がありました。この入り口だけでもとてもクラシカルな雰囲気が漂います。

中は少し薄暗く、ラッフルズ・ホテルが出来てから現在までの調度品や写真が多く飾られています。古い印刷機や映写機までありました。更に見ていくと、チャップリンが宿泊した時の生写真まであります。その他にも当時のパーティーや宿泊者の写真が数多くあり、見ていて飽きません。
また世界各地のホテルとも友好的であったようで、かなり昔の日本のホテルのワッペンなども飾られていました。金屋ホテルとかの名前があります。
ここを出る前には小さなお土産売り場がありますので、何か記念になるものを買うのもいいでしょう。

このホテルは街の中心部にありますが、中に入るととても静かです。
いつかきっとここに宿泊してみたいと思います。
また、ブランドショップも多くあるので、特に女性の方には見学をお勧めします。感動すること必至です。

(2002年1月27日)