シンガポールは中国系のため、お正月は旧正月(Chinese New Year)になります。
日本式のお正月である元日は1月1日しか休みにならず、特に何も行ないませんので非常に味気ないものでした。その代わり毎年2月に実施される旧正月は、それこそ2週間ほど以前より大フィーバーになります。そこでどういうものか見てみようと思い、最も賑やかと言われるチャイナタウンに行ってみました。今年2002年の旧正月は2月12日~13日なので、その前の2月上旬に出かけてみました。
まず驚いたのはいつもはすいているCarParkがどこも満車でなかなか止められなかったこと。相当の人ごみのようです。
なんとか車を止めて歩いて行くと、予想通り人がうじゃうじゃいます。更にはメインストリートも派手に飾られておりました。また、荷台の上に人がたくさん乗って太鼓を叩いたり音楽を鳴らしている賑やかなトラックも何台か通り過ぎていきます。
評判通り、本当に賑やかです。
メインストリート入り口の飾り
通りを歩いて行くと周りの店がどこも派手に飾り付けていました。見ていると赤を基調とした飾りが多く見られます。また、飾り文字には「春」という字が目立ちます。「春」とは正月を表すのでしょうか。確かに日本でも正月には「新春」とか「迎春」と言いますよね。どうやら旧正月のキーワードは「赤」と「春」のようです。
それにしても本当にすごい人出です。ただでさえ狭い歩道が人まみれなので歩くのに一苦労です。私だけでなくて外国人の観光客もずいぶん見かけました。
飾り付けた店の前での人ごみ
そのままもう少し通りをテクテク歩いてゆくうちに、次第に日が暮れてきましたが、通りの上にはボンボリが飾られ灯りが点灯されます。同じように通りにかかっているアーチ(色は派手な赤です)にも点灯され、非常に美しいものでした。
ボンボリが綺麗です
派手なアーチも光って美しいものです
薄暗くなってきても人が減る気配は全くありません。やはり年に何度もないお祭りなのですから、きっと夜中まで人出は続いていたと思います。
ここには有名な寺院であるスリ・マリアマン寺院というヒンズー寺院がありますが、ここにも「Chinese New Year」という垂れ幕が飾られていました。
この寺院の中には無料で入ることが出来ます。但し入る時は靴を脱いで入ります。中に入ってみるとマレー式(ヒンズー式?)と思われるお祈りをちょうどやっておりました。
なんか中は薄暗くて気持ちが悪いのですぐ出てきましたが・・・。ここは普段の日のあまり混んでいない時にゆっくり見たほうがいいと思います。
チャイナタウンは真ん中にメインストリートが走っていますが、その両側には狭いわき道がいくつもあります。そこを覗いて見るとどこも出店がたくさんあり人だらけです。奥まで入ってみたかったのですが、あまりの人の多さにギブアップ、と言うか入れませんでした。
この日は1時間ばかりしかここにはいませんでしたが、旧正月の賑やかな雰囲気は充分味わえました。
チャイナタウンには以前にも来たことがありますが、ここまでの混雑ではなかったので、今回はあまりの賑やかさに驚きでした。
(2002年2月16日)