ランタン・フェスティバル

ランタン・フェスティバルとは中秋の名月の頃に中国庭園で行なわれる「灯篭流し」に似たお祭りです。と言っても実際に灯篭流しをするのではなく、ライトアップされた張子をたくさん飾っていました。

昨年の9月に中国庭園に昼間1人で写真撮影に行った時にちょうど前夜このランタン・フェスティバルが終わっていて、張子がたくさん残っているのを見て非常に残念で、来年こそは必ず見に来よう、と思っていました。
今年(2002年)はやはり同じ頃、9月21日の夜に行なわれたので、家族で見に行きました。
本当は昼間のゴルフで疲れていたので早く寝たかったのですが、うっかりその朝「今夜はランタン・フェスティバルに行こう」と言ってしまっていたので、半分仕方なく行ってきました。

昨年見て悔しい思いをした張子の残骸

家を出たのは夜の10時過ぎでした。と言うのは早く行くと混むと思ったからです。車で走って近くまで来ると、もう夜の10時半近いのに道路は大渋滞です。う~ん、やはり年に一度のお祭りなので多くの人が集まっているようです。
渋滞の中を30分ばかりのろのろ進むとようやくCarParkの近くまできて、車を止めて歩きました。
普段はすいている中国庭園の入り口付近は人がたくさんいます。

中国庭園の入り口

入場券を買ってわくわくしながら中に入りました。ここは入り口を入ると川を渡る大きな橋がかかっています。その上から左側を見るとライトアップされた水上レストランらしき建物と、近くにはライトの光る張子の動物がたくさん見えます。
その幻想的な景色に暑さを忘れて皆で写真を撮りまくりです。特に若いカップルが多く記念撮影をしていました。私もしばし見とれていましたが、子供達は「早く早く」とせかすので、橋を渡って中に入っていきました。

橋の上から見た光景

中に入ると確かに綺麗な張子がたくさんあります。本当に綺麗です。
通路の両側には動物の張子が多く飾ってあり、またちょっと暗い通路の上には星型などの光る飾りがあります。人がたくさんいて歩きにくいのですが、あまりの綺麗さにそんなのは気になりません。1つ1つの美しさに感動しまくりです。

とどめは中ほどの池に浮かんでいた大きな帆船の張子と、ディズニーランドみたいな大きなお城です。よくぞこんなに大きな本物そっくりの張子を作ったものだと感心しました。本当に見事なものです。

更に進むと小さな遊園地が作られており、子供がたくさん遊んでいます。昔懐かしのティーカップとかもありました。近くには夜店みたいなものもたくさんあり、色々な物を売っています。まるで日本のお祭りそのものです。

奥に歩くと五重塔(七重?)がライトアップされていました。
上に登れるので登ってみましたが、いい加減暑くて疲れ気味でしたので、この階段を登るのはしんどかったです。しかしその展望台から見下ろした中国庭園は本当に綺麗でした。

ここでもう時間は夜の12時近くになってきたので帰ることにしました。
家族もぐったり、しかし昨年来どうしても見たかったランタン・フェスティバルを今年は見れて最高の気分でした。
来年も是非ともまた見にこようと思います。

(2002年9月29日)