さてさて、久しぶりにゴルフの記事を書きます。
シンガポール駐在中に43才でゴルフを覚えたあと帰国し、ゴルフ歴はもう12年になる。これだけ経験すれば普通は80~90台のスコアで安定してラウンド出来ると思ったのだが、残念ながら日本帰国後はラウンド回数が年間20回以内と減少したため、100を切るのがやっとの状況、情けない。。。
ちなみに昨年2013年はラウンド数が多く42回も回ったにかかわらずベストが94、平均105。
今年2014年は今のところ14回のラウンドでベストが96、平均103という有様。
これではいかん! と思い、今年の夏以降、真面目に考え練習に励んだのである。
●まずは現状分析を行なった。
私の悪いクセは以前、シンガポール時代から現在に至るまでの師匠であるSプロに何度も指摘された通り、たくさんあるが、主なものを集中的に治すことにした。完全に自己流であるが。。。
- (1) 極端な縦振り(大根切り)によるアウトサイドイン。当然スライサー。
- (2) オーバースイング、かつトップで体が伸びあがる。
- (3) 玉を見ずヘッドアップして体が左に突っ込む。
- (4) 力んで両脇が開き両腕が伸びない。手が五角形の形になっている。
- (5) 当てておしまい、振り切れない。
●この対策をどうすべきか、脳みそがちぎれるくらい考えた結果、下記対策を講じることにした。
- (1) 横振りにスイング改造するため、テークバックは地面に平行になる位、低く右後ろ(イン側)に引く。これでも実際には上半身が前傾しているのでトップは高い位置に来ることが分かった。また、横振りの場合、オーバースイングになりにくい上、体が伸びあがりにくい。
- (2) テークバックでは左手を右側に捻転させフェースを思い切り開く。最初は怖いが人間の体は面白いもので、開いたらその反動でインパクトで急激に閉じることになり、逆につかまった玉が打てる。飛距離も伸びる。
- (3) アドレスからフィニッシュまで、両脇を締めることを意識する。特にダウンスイングからインパクトでは無理やりでも両脇を締めて両手を伸ばす。これが出来れば引っかけは出てもスライスは絶対に出ないことが分かった。
- (4) フェースを少し閉じて構え、ダウンからインパクトでは、無理やりに払い打つようにインサイドからアウトサイドに振る。
これが大事である!
テークバックを低く上げているのでダウンでも手が低い位置を通るのが分かる。これが出来ればコスリ玉は絶対に出ない。
うまく決まれば、憧れのドローボールが出る。ウッドもアイアンも基本は同じ。もう1つの利点は、これを意識することでインパクトまで自然にボールを見ることが出来、ヘッドアップしにくくなることである。そのあとは自分を信じて思い切り振りぬくことである。
ただし注意点は、スライサーは右へ行くのを本能的に極端に嫌うので、インからアウトへ振るのがとても怖いのだ。しかしそれを克服して振ってやると実にいい玉が出るのである。これは練習で自信をつけるしかないだろう。 - (5) インパクトの瞬間は左手の肘が体に向くよう、左手を左方向に捻転させる。この利点はフェースが開くことを防止するとともに、左脇が自然と締まることになる。
これを意識して練習に励んだのである。
最初はインパクトで両脇を締めることやインサイドからおろすことがなかなか出来ず、力んで結局アウトサイドインになることが多かったが、練習を重ねるうちにつかまったいい玉が出るようになったのである。しかし課題はちょっと気を抜くとアイアンがダフりやすいことである。しかし従来の大根切りはほぼ100%ダフっていたため、それよりはマシだとメゲずに練習を繰り返した。
その成果は確実に出ていると思う。
実際の最近2回のラウンドでは、ウッドは確実につかまる玉が打てるようになってきた。ドライバーなどは従来はコスリ玉のスライスで200~220ヤードしか飛ばなかったが、調子が良い時は何と270ヤードも飛ぶのである! また5Wや3UTは途中からホップし伸びるプロのような玉が出るのである!
これは嬉しい!
実に気持ちよくラウンド出来るので最近はルンルンなのだ。
しかしまだ課題が残る。4Iや5Iといった長めのアイアンではどうしても緊張するせいか、力み過ぎてダフりやすいのだ。そのため2ndでミスることでスコアは相変わらず100+αなのだ。また、インサイドから振り抜くことを忘れると引っかけが出る。よって今はこの点を集中的に練習しているのである。
早くこの新打法をマスターして、また憧れの80台を目指す所存である。
(2014年9月21日)