すぐに忘れる!

前々回、このコラムに「シャンク対策」の記事を書いたばかりであるが、この2週間またシャンクに悩んでいる。相変わらずショートアイアンに限ってのシャンクであり、8番、9番、PWに限ってシャンクが出易いのである。

面白いことに最近はドライバーショットも安定しておりティーショットは結構真っ直ぐ遠くへ飛ばせるようになってきた。一時おかしくなりかかったアイアンショットも最近では大きな問題は出ない。(時々力んでダフるが、たいした問題ではない)
よってティーショットを大きく曲げない限りはミドルではセカンドで、ロングでは第三打でグリーン近くまで運べる(うまくいけばオンする)機会が増えており、あとは短いアプローチとパターさえ普通に出来れば、狙いのボギーであがれるはずなのであるが・・・。

そこでPWを持ってハーフショットしようとすると、シャンクを意識してしまい、結果は案の定、力んでダフるかシャンク気味の玉で右へ飛んで行ってしまうのだ。残り100m前後のPWや9番のフルショットの距離はほぼ100%力んでシャンク気味の玉になる。これほど悔しいことはない。そうなると腐ってしまい、ボギーどころかダボ、ひどければダブルパーを叩いてしまい、最悪はとどめの3パットや、次のティーショットまで悪影響を及ぼしてしまい、スコアにならなくなってしまう。

2週間前の土曜日のスコアは116(タナメラ/ガーデンコース)と今年のワースト3を記録。先週は土曜日、日曜日と連荘であったが、各々106(タナメラ/ガーデンコース)と112(ポーレシア/オールドコース)という惨憺たる結果であり、90台前半どころかヘタすると120近くも叩いている。いずれも叩いたのはグリーン回り。ドライバー及びロング・ミドルアイアンはほとんど問題なかったのである。よって先週は夜になっても大きく落ち込んでいたのである。

そこで突然ハッと気が付いた。そう、昨夜自宅で自分のHPを見ていたら、自分でわずか1ヶ月前に「シャンク対策」を書いているではないか!
そうなのだ、その対策を自分ですっかり忘れていたのだ!

せっかく編み出した、ボールを右に置いて右足を一歩下げて打つシャンク対策打法も忘れていれば、1番手長いクラブでゆったり振ることも忘れていたのだ。

アプローチではPWを使って「きれいにフワッとボールを上げたアプローチをしよう」などと考えたのが、そもそもの間違い。
格好なんかどうでもいいのだ!
いかにミスしない堅実な打法で攻めるかが大事なのにそれをすっかり忘れている。
その挙句がシャンク、ザックリの連発。一緒に回った人たちが「いったいどうしたのか」と驚く位、ひどかったのである。

今回の反省はシャンク防止対策をわずか1ヶ月前に作ったばかりなのに、すぐにそれを忘れてしまっていたことである。
本当にゴルフというのは、あるべき姿をすぐに忘れてしまいがちであるが、今回のはホトホトまいった。
まあでも、対策法を思い出しただけでもまだマシかもしれない。
次回以降のラウンドでは、徹底してシャンク防止打法を使う所存である。

(2004年12月5日)