セントーサ ゴルフ・クラブ ( Sentosa G.C ) シンガポール

有名な観光地であるセントーサ島にあるゴルフ場。CITYからは南に10分と非常に近く、しかもセントーサ島の3分の1位をしめている贅沢なゴルフ場である。コースは海の近くでビンタン島へ向かうフェリーが見えたりして景色は最高であるが、その美しさとは裏腹に非常に難しいコースである。
コースは2つあり、チャンピオン・コースである Serapong と トリッキーな Tanjong がある。Tanjong course はOUT、INとも最初の3ホールが難しく、出だしからくじけてしまう。 Serapong は大きな池の回りをぐるりと回るホールが続いたりして難しい実にタフなコースである。いずれも池が多く起伏も激しいので、狙い所へきちんと落としてゆく技術を求められるが、開き直ってチャレンジングにグリーンを狙ってゆくのが楽しいコースでもある。
クラブハウスも格調高くて良い。日本人も多いが韓国人も多く来ることで有名。

Serapong course(HPより)

コース PAR 距離 コースレート キャディ バギー 難易度
Serapong 72 5,956 m 70.5 難しいチャンピオン・コース
Tanjong 72 5,964 m 70.5 トリッキーで池多し

(距離とコースレートはホワイトティー)

総合評価 ★★★★★ コースレートが高くとにかく狭く難しいコース。トリッキーという表現がぴったりだが、積極的に攻め込んでゆく楽しさは充分に味わえる。それが決まると最高の満足感を得られるが、ミスした時の代償は大きい。とにかくビビらずせめてゆくべし。
Serapong course はミドルの距離が長く、なかなか2オン出来ない。ティーショットを曲げたら大変。海とバンカーをキチンと避けながらの精度良いショットが求められる。しかし流石はチャンピオンコースであり、実に楽しいコースである。Tanjong course #6, #13 の打ち降ろしホールにある高台の茶店には子サルのみでなく、何と孔雀が出てくる。同じくTanjong の #10 グリーンわきでも孔雀を見たことがある。なんとも風情豊かなゴルフ場である。
コース状態 ★★★★★ シンガポールのゴルフ場だけあって状態は非常に良い。文句なし。
特に Serapong course は Tanah Merah / Garden course と同じ感じで、柔らかい芝に柔らかい地面なので実に打ちやすい。Tanjong course は地面が少し硬い感じがするので、少し力強く打ち込んでやらないとキチンと飛ばないこともある。いずれも文句なくいい状態である。
グリーン ★★★★★ タナメラやラグーナに比べると少し遅い感じを受けるが、それでも充分に速い気持ちのよいグリーン。平らなグリーンはなく、どこもかしこも起伏だらけなのでライン読みは慎重に。
設備 ★★★★ クラブハウスは格調高くて良い。レストランはローカル料理中心であるが日本料理の「星が岡」も入っているのでおいしく食べられる。カレーうどんがお勧め。シンガポールで一番おいしいカレーうどんはここのうどんであると思い、私はいつもこれを食べている。マーボーラーメンもなかなかおいしい。
メンバー専用練習場は芝生の上から打てるので良い。
しかしゲスト用の Car Park が遠くに設定されたのはよくない。ゲストはそこへ車を置いたら専用の送迎バギー(待たずに乗れる)でクラブハウスまで行かなければならず、不便この上ない。この点は非常に不満。

(5点満点で評価)

名物ホール

< Serapong course >
セントーサのチャンピオンコースであり優雅なコースであるが、その優雅さとは裏腹に実に難しいコースである。距離もレギュラーティーで5956メートル(約6600ヤード)と長い。(でもプレイするともっと長く7000ヤード位に感じる!)
シンガポールで一番難しいコースであると断言出来る。

海沿いのホールもいくつかあり、曲げたら池ポチャでなく本物の海にポチャンと落としてしまう。かと言ってそれを避けると反対側には深い林やバンカーが待ち受けている。距離も長いのでミドルなどはなかなか2オン出来ないホールも多く、非常にタフなコースである。飛距離と正確さの両方が求められるのでハンデ20クラスでは非常につらいが、チャレンジする気持ちさえあれば非常に楽しめるコースである。このコースへ来ると、他のコースに比べスコアは5~10打は確実に悪化する。何度か Blue Teeより回ったが、その場合は距離が6349m(約7000ヤード)と非常に長く、打っても打ってもグリーンに届かないという思いをするが、日本でのフルバックティー相当の長さを気軽に楽しめるのもシンガポールの良さであろう。Blueのコースレートは72.5とシンガポール一の難しさである。

とにかくこのコースの攻め方は「曲げないこと」に尽きる。曲げたら即、1ペナルティーを食らったのと同じことになり、回復はまず不可能である。ただ、コース整備に余程自信を持っているのか、チャンピオンコースでカートでフェアウエイに入れるのはここだけである。これは楽なので評価出来る。
(タナメラ/ガーデンコースはキャディー付の歩き、ラグーナ/マスターコースはカート道のみでフェアウエイには入れない)

< Serapong course / #2 / PAR 4 / 318 メートル >
短いミドルでティーショットは真っ直ぐに。左はバンカー、右は林があるので曲げたらつらい。軽い右ドックでやや打ち下ろしでグリーンを狙うがこれがくせもの。手前には深いバンカーが待ち受けており入ったら何度か叩く。グリーンにようやく乗せても段付で急傾斜のグリーンなので上につけたらどこまでも止まらず3~4パットしてしまう。すぐ後ろを観光用のモノレールが走っており観光客がのんきに手を振ってくれることも多くあるが、こちらはグリーンの上で必死の形相でライン読みをしているという構図になる。

< Serapong course / #4 / PAR 4 / 376 メートル >
OUT最初の難関コースがここ。右に延々と池が続く右ドックのミドル。ティーショットを右に曲げたら池。左は林とバンカー。飛ばし屋がホワイトから250mも飛ばすと落下地点(残り150m地点)はちょうどフェアウエイが狭く、ピンポイントでの狙いを求められる。セカンドも難しい。ティーショットで200mほどしか飛ばないとセカンドは右の池超えで残り200m近く残るので2オンは至難の業。フェアウエイウッドでグリーンの手前の花道を大人しく狙うのが良い。間違って左に打ったらそこはOBゾーン。ティーショット、セカンドショットともキチンと狙って飛ばせないとハマるコース。パーが取れたら最高。

< Serapong course / #6 / PAR 4 / 356 メートル >
左に延々と海が続くミドル。INDEX1。左引っ掛けは海ポチャで即死。右に曲げたら深い林とバンカーが待ち受けている。グリーン手前にもバンカーが多く2回続けて真っ直ぐ飛ばさないと非常につらい思いをする。

< Serapong course / #7 / PAR 4 / 357 メートル >
左ドックのミドル。ティーショットは右も左もバンカーがあるのでそこは絶対に避けたい。セカンドは左に打ちおろしてゆくが、グリーン手前に小川が流れており、意外にここにハマってしまう。サラサラと流れる爽やかな小川なだけに、ハマルと非常に悔しい思いをする。

< Serapong course / #9 / PAR 5 / 475 メートル >
左に延々と池が続くロング。ティーショットは池超え。手前と左が池。しかしあまり右に飛ばすとそこにはバンカー。もっと右へ行くと林なので慎重に。セカンドは左の池さえ避ければさほど難しくないが、グリーン手前は右と左に長いバンカーがあるので要注意。

< Serapong course / #10 / PAR 4 / 348 メートル >
ティーショットは真っ直ぐだが左はカート道でOB、右には長いバンカー、それを超えて更に右に行くと急傾斜、と結構なプレッシャーを感じる。セカンドは右に向かってのやや打ち上げの右ドッグ。グリーンは段付きで手前に急斜面となっているので、絶対に手前から攻めて行きたい。上につけると異常に転がってしまうので、上に乗せるくらいなら乗らなくても手前の花道から攻めた方がマシ。

< Serapong course / #12 / PAR 4 / 372 メートル >
左急ドッグのミドル。左は背の高い木が並ぶ林、右は奥は広いが林でOB。真っ直ぐ正面に打つのが無難だがそうするとセカンドが非常に長く残ってしまい苦労する。よってティーショットの狙い目は左正面にある大きな木のあたり。出来れば左の林を超えたいところだが飛距離220m以上ないと無理。林につかまったらOBとなる。しかし超えればセカンドは非常に楽になる。セカンドは左に向かっての大きな打ち降ろし。グリーンの左右には大きなバンカーが並びプレッシャーを感じる。ここも右はOBなので注意されたい。かなりタフなミドルであるが、これはここから続く池をぐるりと回るもっとシビアなホールのプロローグにすぎない。

< Serapong course / #13 / PAR 5 / 498 メートル >
ここから#13, #14, #15と大きな池の周りを左回りにぐるりと回る名物ホールが続く。更に続く#16は右が海の狭いロングなので、ここからの4ホールは息が抜けない。#13は左の池をぐるりと囲む左ドッグのロング。まずこのティーグランドの左奥には、日本人にとってイヤな墓標がある。戦争中に日本人が中国人の捕虜を海の上で大量に撃ち殺したため、その死体がこのあたりに流れ着いた、と英語、中国語、日本語で書いてある。この墓標は意外と小さく知らない人も多いが、ティーショットの前に両手を合わせて冥福を祈らないと池ポチャする、とのウワサもある。
ティーショットは池超え。安全に行くなら右方向の広いフェアウエイへ。少し飛ばせるなら左方向、池に突き出たフェアウエイへ。そこからだと池超えで200mほど飛ばせばグリーンなので、飛ばし屋はそこから2オンを狙うがかなり難しい。通常はグリーン前のクリーク前を狙う。右側には延々と林のOBゾーンが続くのでセカンドも要注意。グリーン前にはクリークが横たわり手前には大きなバンカーがあるので、3rdショットでグリーンを狙うのも結構勇気がいる。セカンドで距離を稼げなかった場合は刻むのが良い。

< Serapong course / #14 / PAR 4 / 381 メートル >
左池の長いミドルだが、左の池は相当激しく引っ掛けない限り気にしなくて良い。むしろ問題はセカンド。グリーン前の右側には延々と100m以上も長いバンカーが待ち受けており、一度入ったら最後、横に出さない限り絶対に出ない。入った瞬間1打損と思う必要がある。グリーンも右がバンカー、奥は海なのであまり思い切り突っ込むことが出来ず苦戦する。

< Serapong course / #15 / PAR 4 / 342 メートル >
このホールが池を周回する最後のホール。ティーグランドの前には海と池がつながっているクリークになっているのでチョロは論外。左右が水、つまり左は池、右は海なので大きく曲げてしまったら海または池ポチャの憂き目に合う。しかしフェアウエイ幅は意外と広いのであまり悩まなくても良い。問題はセカンドショット。やや左方向に見えるグリーンの前にはバンカーが多くあり、特にグリーンすぐ前のバンカーはかなり深く入ったら大叩きする危険がある。(現に私はここで5回叩きの記録を作った!)
手前のバンカーにはなぜか大きな岩があったりしてプレッシャーを感じさせる。わざわざ岩を置いた意味は不明。更にグリーン左側は戦争中の監視台の残骸があったりして不気味。入ったらOB。グリーンも奥行きが狭いのでピンポイントで狙わないと苦労する。右側は花道になっているのでそこから安全に行く手もある。

< Serapong course / #16 / PAR 5 / 460 メートル >
ようやく池の周回ホールが終わったと思って安心してはいけない。続くこのロングは右に海が広がる右ドッグのロング。ショートカットを狙うなら右端ギリギリであるが、ちょっと右に行ったら海に入ってしまう。安全に左方向の広いフェアウエイを狙ったら、ちょっと飛んだらバンカー、その奥には林が広がるので、勇気を持って右の海の方向を狙うのが良い。セカンド~サードショットとなるに従ってフェアウエイの幅はどんどん狭くなってくる。右は海、左は林のOBゾーンなので、特に最後のグリーンを狙う時は海と林の間を慎重に狙っていかないと泣くハメになる。最後まで気を抜けないスリリングなロングホールである。


< Tanjong course >
Tanjong course はOUTもINも出だし3ホールがやたらと難しく、慎重に行かないとここで大叩きしてしまい一日が台無しになってしまう。池も多くフェアウエイのアンジュレーションも多い。グリーンもうねっており難しい。

< Tanjong course / #1 / PAR 4 / 302 メートル >
スタートは短いミドルであるが、右は谷底に向かう深い林になっておりコブラが出るので要注意。ヘビの看板が立っている。左に引っ掛けるとやはり急激ながけで出すのが精一杯。よって左右どちらに曲げてもダメ。グリーンの前にはクリークが横たわる。そうして見た場合ティーグラウンドからは狙い所が難しく、間違ってもドライバーなど持ってはいけない。しかしアイアンを持ったにかかわらず朝一で体が回らず左に引っ掛けて谷底へ落とすと、何のためにアイアンを持ったのか分からなくなる。結構タフなコース。

< Tanjong course / #2 / PAR 3 / 164 メートル >
距離の長い打ち降ろしのショート。右及びグリーンの奥には海が見える。ビンタン島へ行くフェリーから見えるホールでもある。グリーンの手前と左側はクリークになっており、グリーンの右側手前と右奥には結構深いバンカーがある。と言うか砲台状のグリーンと言った方が正しい。右の海から結構風が吹いているので、流されると左の土手に落ちてしまう。そこからのアプローチをうっかりトップしたりすると、速いグリーンの上を転がって、右奥の深いバンカーにハマってしまい悲しい思いをする。まずは1オンさせることが先決だがなかなか乗らない。私はここで未だに1オンしたことがない。
(2004年4月18日、このホール何と14回目のチャレンジでついに1オン成功!しかし3パットしたのが悲しい。もうイヤ!)

< Tanjong course / #3 / PAR 5 / 474 メートル >
続くロングもくせもの。やや右方向に向かってフェアウエイが伸びているが、右へ行き過ぎるとOB。正面には池が延々と続くので引っ掛けたら池ポチャ。だいたい #1 と #2 で大叩きしているケースが多いのだが、ここでOBか池ポチャをしでかすと今日一日が完全に終わってしまうので、慎重に狙うべし。ティーショットさえうまく切り抜けたらあとは平坦で易しい。

< Tanjong course / #6 / PAR 5 / 472 メートル >
高台からの激しい打ち降ろし。ここの茶店には子サルと孔雀がいたりして情緒豊かではあるが、ティーグランドに立つと迫力満点。
20~30メートルは打ちおろすのであろうか。フェアウエイははるか下に見える。しかしはるか向こうには海が見え景色は最高。
よってここでビビったらまずは遠くの景色を見て気持ちを落ち着けるのが良い。ティーショットは右は林で曲がりすぎると隣のショートのグリーンまで行ってしまう。左は林で入れたら出すだけ。奥には池があるので、ドライバーを飛ばせる人だと届いてしまう恐れあり。よって狙い所は右方向のバンカーのやや左となる。無事にティーショットを終えてもセカンドが難しい。左に回りこむような感じでグリーンが見えるが、その左側には池が続くので大きく右に回していかないとサードショットも池超えになり難しくなる。

< Tanjong course / #8 / PAR 4 / 305 メートル >
池を超えたあとは右にほぼ直角に曲がってゆく短いミドル。ティーショットでチョロしたら池。右に行ったら林。OBではないが探すのが大変で見つかっても前方には大きな木があり打てず左に出そうにも池があるので非常につらい。また池を超えてもショートカットを狙って右へ打つと大きなバンカーがよこたわっている。ここは真っ直ぐに打ってもセカンドは120メートル程度しか残らないのでティーショットさえ冷静に打てればPARは取りやすい。ティーショットの出来具合でPARにもなりダブルパーにもなる恐ろしいホールである。

< Tanjong course / #10 / PAR 5 / 490 メートル >
INのスタートの#10は、これまた非常にいやらしいロング。左はOB、右に落とすとがけ下の隣のホール。でも正面のフェアウエイは広く、ゆったりスイングすれば大丈夫。難しいのはそこから左ドッグになっているセカンドショット。左は相変わらずOBゾーンが続き右にはグリーン前まで池が続く。先に行くほど狭くなっており、グリーン前には池が回りこんでいるので、その前にきざむのが良い。しかしきざんだにかかわらず、そこからグリーンの前の池になぜか良く落としてしまい悲しい思いをする。ここでPARを取れたら最高。

< Tanjong course / #12 / PAR 5 / 495 メートル >
続くミドルを超えるとまたロング。軽い左ドッグ。ティーショットはやはり気を使う。右は林、左も林でこちらはOBゾーン。左引っ掛けは即死となる。セカンドも難しく、普通の飛距離ならそこから130メートルほどにクリークが横たわる。これがセカンド地点から見えないので要注意。良く見るとコース左側に「クリークまで136メートル」という小さな看板があるのだが。クリーク超えを狙うとなぜか力んでハマってしまうので、ここは手前に刻むのが良いかも。しかしその場合はサードショットが左ドッグになっておりグリーンを狙うには左側の大きな木を超えていかなければならない。そこで無理に狙うと大抵木にぶつかりハマってしまい泣くハメになる。

< Tanjong course / #13 / PAR 3 / 158 メートル >
続くショートは先ほどの#6に並んだティーグランドのある激しい打ち降ろしとなる。距離は158メートルであるがあまりに高いので、大抵は3番手くらい短いクラブでOK。とにかく慣れるまで距離感がつかめない。左に打つと林、右に打つと先ほどの#12のグリーンがあるので「フォア~~!」と大きな声で叫ばなければならない。面白いことに人が「フォアー」と叫ぶと、近くにいる孔雀も「クエ~!」と叫んだりするのが笑える。しかし打った本人は面白くもなんともない。グリーンも奥に長く下がってゆく3段グリーン。よってピンが手前に切ってある場合には奥に落とすと大変なことになるので、オンしなくても手前に刻んだ方がいいケースもある。それでも傾斜がキツイのでそのままコロコロと転がってグリーンに乗ってしまうこともある。ここはピン近くに落とすことが出来れば意外とPARは取りやすい。

< Tanjong course / #16 / PAR 3 / 156 メートル >
めずらしく平地の上を真っ直ぐに打つだけの長めのショート。しかしそれだけに絶対にオンさせようとつい力んでしまい左に引っ掛けたりする。右に行ったら深いバンカーが待ち構えている。軽く打てればなんてこともないのだが、気の緩みが最も怖いホールである。


streamの感想

いやー、とにかく難しい。他のコースに比べて Tanjong で5打、Serapong で10打はスコアが悪くなるらしい。実際その通りである。Tanjong course はOUT、INどちらのスタートであっても最初の3ホールがやたらと難しくいやらしく、朝から大叩きをしてしまう。逆に言うとここを何とか乗り越えればあとはさほど難しいわけでもないのでいいスコアが期待出来るのだろう。私はこの Tanjong course が好きで何度も挑戦しているのだが、この最初の3ホールの内、少なくともどこか1つは大叩きしてしまう。めげずに攻めることが肝要なのかもしれない。
あとはグリーンを狙ってがんがん攻めてゆけば大抵何とかなるが、左右にまぶした池には要注意。ところどころ池が見えずに、行ってみたら池ポチャだったという悲しい思いをすることもあるので、早くコースを覚える必要がある。

疲れるラウンドになるが途中の高台の茶店では子サルと孔雀を見ることが出来、気分がなごむのが良い。しかしその後には恐ろしいほどの高さからの打ち降しが待っているのだが。
とにかく難しいが最近分かってきたのは、どこからでもグリーンをひたすら狙ってゆくと実に面白いコースである。
終わった後の達成感と満足感は非常に高い。何度でも来てみたいゴルフ場の1つであり、タナメラ、ラグーナと並んで最も好きなゴルフ場の1つである。

(2003年10月26日)

初心者の頃は Serapong コースは難しいだけでイヤであったが、次第にこのコースの面白さにハマってしまい、2004年以降はセントーサと言えば Serapong、とばかりにここばかり回っている。何度回っても大叩きして悔しい思いをするが、チャレンジングな所が魅力。攻めてうまく決まった時はちゃんとご褒美がもらえるようになっているが、その逆にハマった時は即刻大叩きにつながるので要注意である。
いずれにせよセントーサはこの面白く難しいSerapongコース、初めて100切りを達成した思い出のTanjongコースと、いずれも思い入れが深く、streamのシンガポールゴルフ体験で一番の思い出のコースとなるであろう。タナメラ、ラグーナも非常にいいコースであるが streamはセントーサが一番好きである。

(2005年1月23日)

(2024年2月24日追記)
その後 Tanjongコースは改修され、OUTとINが入れ替わったと聞いていますので、最新情報はHPで確認下さい。
また、日本男子ツアーの緒戦はアジアンツアーと連携してSMBCシンガポールオープンとして年度初めに開催されていますが、この数年、開催地はこのセントーサGCの Serapongコースです。TV中継もやっているのでご覧になったらいかに難しそうなコースかよく分かると思います。