( シンガポールでの生活の立上げ ) |
![]() ![]() 子供さんがいる家庭では、シンガポールでの学校への入学手続きが必要です。 まず決めることは、日本人学校へ入学するか、インターナショナル・スクール(通称インター)へ入学するかを決めることです。更には純粋なシンガポールのローカル学校にも入学することが出来ますが、こういう人は少ないと思います。 日本人学校は小学校(学区制でクレメンティ校とチャンギ校に分かれます)、中学校があり、これらは日本人会の運営になりますので、先に説明した通り日本人会の会員となる必要があります。更には私立の幼稚園と、同様に私立の高校である早稲田渋谷高校もあります。 日本人学校の授業は基本的に日本語で行なわれますが、一応海外の学校でもありますので英語での授業も結構な時間あるようです。そのため小学校の小さい頃から英語に親しむことが出来ます。 インターは主としてシンガポールに住んでいる外国人の子供たちが通っていますので、日本人だけでなく欧米人など多くいます。授業は全て英語となりますので、英語力を身につけるには最高の環境ですが、最初は相当に苦労することを覚悟しなければなりません。宿題も全て英語なので、親が一緒に見ることも多くなると思います。更には日本と異なり、授業中の態度、発言量、日頃どれだけ積極的に学習に取り組んだかを重視するため、毎日の学習量は非常に多くなります。また、学校によっては授業料も日本人学校に比べて2〜3倍とかなり高くなるので、会社が全額負担してくれるかどうか、事前に確認しておく必要があります。 (日本人学校:S$525〜600/月(2004年)、インターのアメリカンスクール:S$1,400くらい) 私の子供は2人とも日本人学校に通わせていますので、ここでは日本人学校への入学手続きについて説明します。 ■ 日本人幼稚園 ■ 西部のクレメンティにあり、日本人中学校のすぐ近くです。日本人教諭による日本語教育の徹底がなされています。また、英語教師によるバイリンガルな遊びなども取り込まれているようです。 注意点は、スクールバスでの通学となるのですが、そのピックアップ・ポイントを確認しておく必要があります。これは日本人が多く住んでいるコンドミニアムを中心にバスが巡回していますので、もしそうでないコンドミニアムに住んだ場合にはスクールバスを利用出来なくなる可能性があり非常に不便になってしまいます。逆に言うと、スクールバスのルートに合わせてコンドミニアムを決める必要があるということで、これは小学校、中学校とも同じです。更にはスクールバスのルートであっても定員をオーバーしていないか、これも要確認です。 ◆連絡先◆ シンガポール日本人幼稚園 ( Japanese Kindergarten ) 住所 251 West Coast Road Singapore 127390. TEL 6779−3434、 FAX 6777-1830 WEB http://www.jks.com.sg/ ■ 日本人小学校・中学校 ■ 日本人小学校は2つあります。東部のチャンギ校と西部のクレメンティ校で、学区制により区分けされています。一般的にシンガポールの中央から西部を通るマレー鉄道を境に、東部と西部に分けられるようです。よって中心部のCITYエリアに住んでいればチャンギ校に通うことになります。中学校はクレメンティ校1つのみです。 <日本を出発する前にやっておくこと> (1)事前に海外用の教科書を入手しておく必要があります。 「赴任前の準備」>「日本でやっておくこと」の章を参照下さい。 現在の学校より「教科書給与証明書」を入手の上、自分で取りに行きます。 しかしこちらに来て分かりましたが、年度の最初にこちらでも教科書は配布されますので、万一持ってくるのを 忘れても支障はないようです。しかし万一在庫不足の場合を考え事前に入手した方がいいでしょう。 (2)現在の日本の学校より下記の書類を入手します。 @在学証明書 A指導要録の写し B健康診断票と歯の検査票 <シンガポールに来てからの手続き> (1)まず日本人会に入会します。 (2)小学校の場合は学区を確認して下さい。 大抵は東のチャンギ校になります。日本人が多く住むCITYエリアはチャンギ校です。このチャンギ校は新しい 学校なので、そちらに生徒を多く入れたいとの意思があるようです。会社が西部にある方で住居をクレメンティ 近辺に構える方は、クレメンティ校になります。 但し最近チャンギ校の生徒が増えクレメンティ校が少ないようですので来年当たりこの学区を見直すようです。 その場合、私が現在住んでいるティオン・バルのあたりはクレメンティ校になるようです。 (3)スクールバスのルート(どこのコンドミを経由するか)と定員がまだ残っているかを確認します。 各コンドミニアムには、学校より委託されたバス委員の方(奥さん方の持ち回り)がいらっしゃいますので、学校 よりその方の紹介を受けて確認することになります。 (4)入学願書とともに、日本で入手した書類関係を提出します。 ◆日本人小学校・中学校の特徴◆ @制服はないので私服でOKです。 A給食もありませんので、毎日お弁当が必要です。 B小学校、中学校ともに毎週数時間の英語の授業があります。 英文法、英会話などの授業があり、英会話は英語を母国語とする国の先生(カナダ人など)に習い、授業は 全て英語で進められます。2004年の5年生の例では英文法は週1時間、英会話が週4時間です。 C修学旅行はシンガポールらしく、飛行機を使った海外旅行になります。 ・小学校 マレーシア/クアラルンプール 2泊3日 ・中学校 タイ/バンコクなど 2泊3日 D生徒の平均的な学力レベルは、日本の普通の学校に比べて相当に高いです。 E運動会は暑いので午前中でたいてい終わります。 ◆連絡先◆ 小学校(クレメンティ校) 住所 95 Clementi Road Singapore 129782. TEL 6775−3366、 FAX 6778−0801 小学校(チャンギ校) 住所 11 Upper Changi Road North Singapore 507657. TEL 6542−9600、 FAX 6542−8801 中学校 住所 201 West Coast Road Singapore 127383. TEL 6779−7355、 FAX 6778−9710 共通WEB http://www.sjs.edu.sg/ (2004年4月26日) |
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