タバコまたまた値上げ (2003-07-06)

もともとタバコが非常に高いシンガポールですが、今回またまた値上げされることになりました。
下記は当地での新聞記事です。

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【シンガポ−ル―経済】 たばこの課税方式変更 最大で60Sセント値上げ

たばこの課税方式の改正に伴い、3日からたばこが1箱当たり40 〜60Sセント値上げされる。3月の価格引き上げに続いて、今年に入って2度目の値上げ。
3月以来、1箱当たりの価格は約25%上昇した。一方、全国喫煙規制委員会は政府に四半期ごとのたばこ税引き上げを求めている。

たばこ課税方式は、換算方法が従来の重量単位から、今月1日に本数単位へと変更された。これまで重量が軽いほど価格が安くなったが、
今後は重さにかかわらず1本につき25.5Sセントが課税される。(補足:1本25.5Sセントということは1箱20本でS$5.1(約350円)もの税金です!)

たばこ価格は、今年3月にたばこ税増税を含む予算案が発表されたのに伴い、即日実施で1キログラム当たり210Sドルから255Sドルへと引き上げられていた。今回の課税方式変更も、この中で公示されていた。今回の値上げでは、マルボロやダンヒルなどは従来の7.7Sドルから8.3 Sドルとなる。2月の時点では6.7Sドルだった。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコのゼネラル・マネジャー、スコット・ガスリー氏は、「3月の増税以来、シンガポールのたばこ市場は2〜3%縮小したのでは」と推測。ポール・モールやロンドンなど低価格帯の製品は、2月には5.7Sドルだったが、7.3 Sドルへと値上げされる。

このほか、全国喫煙規制委員会は、たばこ価格は依然として低い水準にあるとして、たばこ税増税を四半期ごとに実施するよう政府に要求している。健康促進庁(HPB)によると、シンガポールでは小売り価格の6割ほどがたばこ税で占められているが、海外では8割に達する国もあるという。
国内の喫煙率は、1984年の20%から92年には18%、01年には14%にまで減少している。3日付ストレーツ・タイムズなどが伝えた。

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愛煙家にとってはますます厳しい状況となってしまいました。また、シンガポールの喫煙率はわずか14%です。確かに公共機関全てと建物の室内全てがレストランなどを含め原則禁煙と規制されている上にこれほど税金が高いと、禁煙しようという気にもなるのでしょう。テラスレストランでタバコをぷかぷかふかしているのは圧倒的に日本人が多いというのもうなずけます。


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