新型肺炎(SARS)でついに全国の学校閉鎖 (2003-03-27)

香港・中国を中心に猛威を振るっている新型肺炎(SARS)ですが、このシンガポールでも被害は相当に拡大しつつあります。昨日は750人が自宅隔離を受ける羽目になりましたが、本日の朝、とうとうシンガポール内の学校が全て閉鎖されることとなってしまいました。取りあえず期間は来週一杯の4月5日までです。

その背景には各校のPTAより早く危険な学校を閉鎖してくれ、との意見が相当に強くあったようですが、それにしても国中の学校を一斉に閉鎖するとはずいぶん思い切ったものです。

幸いなことに日本人学校は小学校、中学校とも3月15日より1ヶ月の春休みに入っているので、友達を通しての感染の可能性は低くなっています。でもこういう状況にあっては人の集まる場所には近づかない方がいいでしょう。行動には充分注意が必要です。

なおシンガポールにおける新型肺炎での死亡者は今朝時点で2人でしたが、残念なことに本日また1名が亡くなり、犠牲者は3人となってしまいました。感染者も70人前後にのぼっているようです。

戦争・テロの影響で海外、特にイスラム教徒の多い隣のマレーシア、インドネシアは危なくて渡航出来ないし、かと言ってシンガポールに残っていると新型肺炎の感染の可能性が高いし、いったいどうしたら良いのでしょう?!

まあ、平日は仕方ないとしても休日は気をつけながらお隣のマレーシアのジョホール州へ行ってゴルフでもしているのが一番安全なのかもしれません。
(インドネシアはフェリーが危険なのでダメ)


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