バリ島でテロ発生 (2002-10-13)

昨日、あの観光地で有名なインドネシアのバリ島で爆弾テロが発生し、182人もの死者と300人以上の重軽傷者が出ました。下記はそのネット新聞記事(読売新聞)です。


 【バリ島(インドネシア)13日=奥村健一】インドネシア東部バリ島で12日深夜(日本時間13日未明)、繁華街クタ地区にあるディスコで大きな爆発が発生、少なくとも182人が死亡し、日本人7人を含む300人以上が重軽傷を負った。

バリ島のテロ 死者の7割以上はオーストラリア人や英国人、ドイツ人など外国人観光客の模様だ。一方、この爆発とほとんど同時に同島サヌールにある米国名誉領事館近くでも爆発があった。さらにこの数時間前にはインドネシア・スラウェシ島のフィリピン領事館近くでも爆発があった。死傷者が出たのはクタの事件だけだが、同時多発テロの可能性も指摘されている。

 ディスコでの爆発について、警察当局者は「自動車の中に仕掛けられた爆弾が爆発した」と語った。インドネシア国内のイスラム過激派が、米国のイラク攻撃の構えに反発して犯行に及んだ可能性もある。

 被害は半径500メートルにも及んでおり、近隣の商店やホテルの窓ガラスは粉々に砕けるなど、かなり火力の強い爆発物が爆発したと見られる。負傷した日本人のうち2人は手足や顔に大やけどをおい、重傷という。
(10月13日18:20)


バリ島といったらシンガポールのお隣の国、インドネシアです。

バリ島のテロ

言うまでもなくここは世界的な観光地であり、確かにインドネシアはイスラム系の過激派が多く危険な地域ではありましたが、それは首都ジャカルタの近辺に限り、このような観光地はテロの危険性は少ない、というのがこれまでの一般的な考え方でした。しかしこういう事件が発生すると、もう安心出来ません。

昨年のアメリカ同時多発テロをきっかけに、最近世界中で一般市民を巻き込んだテロが急激に増えていますね。
罪のない人々を巻き込むテロは決して許せません。自分がいろんな思想に基づいて行動したり死んだりするのは勝手にやってくれ、と言いたくなります。私はそういう偏った思想家はもともと大嫌いなので、なお更そう感じます。
オウムもしかりですよね。ああいうキチガイ集団は「即刻」死刑・無期懲役という極刑を持ってのぞむべきと思います。もたもた証拠集めなどしていては、ますます被害が広がるばかりです。

実は我が家では今度のクリスマス休暇に、家族でバリ島へ旅行へ行こうか、と計画していました。来週あたり予約を入れるつもりでいましたが、こんな事件が起こったのではとても怖くて行けません。仕方ないからもっと安全な国で再度計画し直すつもりです。

また、インドネシアという国は非常に広いエリアにまたがっており、シンガポールよりフェリーで50分で行けるビンタン島やバタム島もインドネシアです。いずれも手軽な観光地であり、かつゴルフが安いのでシンガポールより毎週多くの人が訪れます。私もゴルフ3回のうち2回はマレーシアですが1回はバタム、ビンタン島に行っています。
来週もビンタン島へゴルフに行く予定があるのですが、大丈夫かな。。。
安全であると信じきっていただけに心配が募ります。

ひるがえって当地シンガポールは、やはりテロの危険性はほとんどありませんが、これではいつ何が起こるか分かりませんね。注意したくてもそれは難しく、運を天に任せるしかないのでしょう。

チャンギ国際空港では昨年のアメリカテロ以来、自動小銃を持った軍人が数人ペアを組んでよく空港内を見回りしています。本物の銃を持った軍人が我々のすぐ目の前を歩いているというのは、かなり不気味でしたが、それで少しでもテロ抑制になるなら継続して管理を強化してもらいたいものです。

また、考えすぎかもしれませんが、街中で70階くらいの高層ビルを眺めている時に、「ここに航空機が突っ込んでこないだろうなあ」、と時々思っています。

怒りにまかせてこの記事を書いたのでまとまりがありませんが、世界中の人々が安心して生活出来る環境が早く出来ればいいな、と考えています。
人生は1回しかない貴重なものですがら、それを勝手に奪う権利は誰にもないと思いますね。
それを虫けらのように扱う輩に対しては、本当に即刻極刑を持ってのぞんでもらいたいものです。



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