![]() シンガポールで生活するに当たってパソコンの購入をどうするか考える人も多いと思います。 私も自宅ではパソコンは持っていませんでしたが、IT先進国のシンガポールで生活するに当たり、初めて自宅にパソコンを購入しました。 迷うのは、日本で購入して持ってくるのがいいか、シンガポールで購入するのがいいか、です。 私の場合は先輩に聞いたところ、日本より持ってきた人が2人いて、いずれも壊れた場合の修理がシンガポール内で出来ないので日本に持ち帰り修理した、という話を聞いていましたので、ならばとシンガポールに来てから購入しました。 結果はまあ正解であるとは思いますが、日本で購入する場合とシンガポールで購入する場合のメリット、デメリットを説明します。 ■シンガポールで購入した場合
ところが1つ大きな問題がありました。 こちらで購入すると、OS(Windows)とあらゆるソフトは英語版が標準になることです。これは迂闊でした。自宅のパソコンでまで英語表示ではたまりません。 あわてて店の人に聞いた所、富士通ならばシンガポール国内にソフトサービスセンタがあるのでそこで日本語OSをインストール出来るとのこと。ほっと安心して私は富士通のノートを購入しました。無事、日本語OSもインストールされています。 しかし日本語OSはオプションになるため、S$500(3万5千円)も余計に支払うことになりました。ちなみにその時のOSはWindows Meです。
私の場合は、その後入れ替えた「Windows XP」と「IBMホームページビルダー」は日本で購入して宅急便で送ってもらい、「デジカメde同時プリント」と「Norton Internet Security」はダウンロード版で購入しました。今はインターネットでクレジットカード決済で簡単にソフトをダウンロード出来るので便利です。 後で分かったのですが、少ないですが日本語ソフトを販売している会社もあります。 FUNANビルの3階に行くと「日本語ソフトあります」という中国系の店がありました。聞いたら在庫がない場合でも日本より取り寄せ可能とのことで2週間も待てば手に入るそうです。 また Micro Summit という会社も日本語ソフトを輸入しており常に在庫を持っています。ここは日本語での対応も可能なのでお勧めです。アドレスは http://www.msk.com.sg/pc/soft.htm、電話は 6252−2677(シンガポール)です。 もう1つはキーボード配列が英語対応のため、日本とは少し異なります。 具体的には、漢字変換は日本のように「変換キー」はなく、スペースキーをたたいて変換します。また「@」や「( )」といった特殊文字の配列も少し違うし、当然キーにカタカナ表記もありません。 しかしこれは大した問題ではなくすぐに慣れます。 尚、当然ですがこちらで購入するとマニュアルも全て英語版になってしまいます。パソコンだけでなく、後付で付けたCD−RW(HP製)とスピーカセットもそうでした。まあでも、これらはそんなに細かく見るものではないので、あまり気になりません。 以上総括するに、ソフトの問題さえ気にならなければ、シンガポールで購入した方があとあとの修理対応等を考えるといいでしょう。 ■日本で購入して持ち込む場合 これは基本ソフトさえ最初に入れておけばキーボード配列も日本のままですし価格も安いでしょうからいいでしょう。しかし注意すべきはコンセントの形状は日本とシンガポールは異なりますので、アダプタが必要になります。電圧も異なるので場合によってはトランスが必要になります。(ノートパソコンは一般的に対応電圧レンジが広いのでコンセント形状さえ合わせればそのまま使えそうですが)。また追加ソフトを入れる場合は同じように少し苦労することになります。 それと先輩がくらったように、日本で購入したパソコンの修理はシンガポールでは行なってくれません(らしい)ので、万一故障した場合はいちいち日本に持ち帰ることになります。これは不便です。特にノートは結構故障するので。 以上のメリット、デメリットを加味してどちらにするか決めればいいかと思います。 (2002年2月2日) |
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